インフルの新薬ゾフルーザ、今年は絶好調、でも来年は厳しい?

インフルエンザの新薬として
多くの注目を集めたゾフルーザ。

今年インフルにかかった人は、
処方されて服用した人も多い。

インフルの薬の中では一番人気で
シーズンを終えたが、来年はどうも
厳しそうな話題が。

今年は絶好調

インフル新薬のゾフルーザ。
様々なメディアでも取り上げられ、
様々な医療機関で処方された。

1回の服用で済むという
手軽さがウリで、例年の
トップの薬であるタミフルを抜いた。

発売1年目にして1位。
オリコンチャート初登場で1位
みたいな感じだ。

インフルシーズン到来直前には、
ゾフルーザを販売する塩野義製薬は
強気の姿勢を見せていた。

そのとおりの結果となり、今後も
勢いを増すのかと思われていた矢先だった。

ゾフルーザでウィルス耐性?

国立感染症研究所という国の機関で、
ゾフルーザによるウィルス耐性の
割合が発表された。

ウィルス耐性とは、簡単に言えば
薬が効きにくくなるもの。

身体が薬の成分を「悪」だと
認識し、対抗する状態に
なった際に検出される。

要は、初回だけの効き目で、
2回目以降は効き目が小さく
なるということだ。

しかも、この体制ウィルスは
人から人へ感染するという。

つまり、ゾフルーザを飲んだことが
ない人にも耐性が出来てしまう
ということだ。

この体制ウィルスが広がれば、
ゾフルーザを飲んでも効き目は
ないということ。

人から人への感染率はそこまで
高くなさそうだが、少なくとも
一度は服用したことのある人の
7割以上が耐性を持っていたという。

一度飲んだことのある人は、
次回インフルにかかっても
ゾフルーザでの効果は期待できない。

つまり、別の薬で対応しなければ
ならず、それがゾフルーザ処方の
抑制につながるとされた。

まぁ、確定したわけではないらしいが、
公式に発表された内容ということも
あって、次年度のゾフルーザでの
売上はそれほど見込めなさそう。

塩野義製薬の株価にはまだ
直接的に反映されていなさそう
なので、今後の株価変動には
注意したい。

インフル薬の順位が入れ替わるか

前年度のトップは中外製薬のタミフル。
それを抜いて、今年は塩野義製薬の
ゾフルーザが1位。

この研究結果が本当であれば、
来年のゾフルーザの処方は大きな
足止めを食らう格好となる。

塩野義製薬の売上は予想よりも
減少し、もともと売上減少を
公表していた他の製薬会社の
売上がアップする。

今回の研究結果の発表には
まだ先があるものと思われる。

それは、今回の研究の対象人数は
たったの30人で、そのうち
耐性ウィルスが検出された人は
22人と70%を超える。

分母がたった30人なので、この
結果を鵜呑みにしてはいけないかも
しれない。

だが、逆の見方をすれば、たった
30人のサンプルの結果にも関わらず、
公表した、という点。

本来、不確実な結果ならわざわざ
公式に発表することはない。

まぁ、今年のインフルは終焉。
来年度に向けて、更に詳細な
研究データが発表されると思う。

その結果を待って、投資先を
選定するのがいいのでは
ないだろうか。

もちろん、投資判断は
自己責任で。

 

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