◯◯総選挙。この手のマーケティングが流行ってる?

ニュースでも取り上げられる
「こどもの本総選挙」。

選挙結果が発表され、1位には・・・
と、今回はこの選挙結果ではなく
主催側の視点で見てみよう。

この手の取り組みは、当たり前だが
慈善事業ではない。ビジネスだ。

何のために総選挙?

全国の小学生が投票し、
こどもの選ぶ本の1位を決める
総選挙が行われた。

冒頭でも書いた通り、
この取り組みの裏には、
ビジネスがある。

誰かが利益を得ている。
利益を得る人が仕掛けている。

それでは、この取り組みにおいて
利益を得るのは誰だろうか。

真っ先に思い浮かぶであろう
利益を得るところは、本屋
ではないだろうか。

本屋さんには特設コーナーが
設けられ、本が売れる。

さて、ここで問題。
本が売れて儲かるのは誰?

これが分かれば、事の
本質を見ることが出来る。

本が売れたときの利益配分

本が売れた場合、様々な
業者が儲かることになる。

例えば、1,000円の本が
売れたと仮定し、その
配分を例に出してみよう。

まずは著者。いわゆる作家さん。
小説ならば小説家さん。

1,000円のうち、約10%が
著者に支払われる。
いわゆる「印税」というやつだ。

残り900円のうち、小売を担当
するところが約30%の利益を得る。

いわゆる本屋さん。
ネット販売されれば、
サイト運営社なんかがこれに
該当する。

さて、残り600円。
このうち約100円は
流通を担当する取次に入る。

本屋さんに本を卸す業者のこと。
有名所では、トーハンやニッパン
などがこれにあたる。

さて、残るは500円。
この500円は、一旦は出版社に入る。

しかし、出版社がすべて
利益となるわけではない。

出版社は、印刷会社に
印刷を依頼する。約100円。

そして、編集作業を行う。
これは出版社が行う場合が多いが、
これに約100円。

残り300円は、版権という
権利を持つ企業に流れることになる。

少し細かく記載してみたが、
売上の約3割は版権をもつ
企業が持っていく。

つまり、一番儲かるところで、
胴元と呼ばれる位置。

権利に対しての収益なので、
売れるたびに原価が膨らむ
わけではない。

一旦権利を取得してしまえば、
著者よりも多くの利益を手に
することになる。

版権っていくらくらい?

版権を持っている企業が
儲かる、ということは
理解出来ただろうか。

それでは、版権とは
いくらくらいで買うものなのか。

実は、これは決まった相場は無い。
著者と版権を買うものとの
相対の取引となる。

少し具体的に例をだしてみよう。
A社が、小説家Bさんと話をする。

「Bさんの書いた小説、私に
版権をください」

「いいですよ、A社さん。いくら
もらえるんですか?」

「本として出版して、
売れた分の10%ってのはどうでしょう?」

「分かりました。それでいいですよ」

こんなやり取りが繰り広げられる。
なので、版権を取得する側は
出費0で版権を取得することになる。

版権を0円で取得したA社は、
出版社に持ちかける。

「この小説を御社から出版
してくれませんか。
面白いので売れますよ。」

「本当に売れるの?
単に面白くても、簡単には
売れないよ」

「大丈夫です。実は、売れるように
するための秘策がありますので・・・」

さぁ、ここまでで気づいた方が
いるだろう。

◯◯総選挙などの仕掛けを
行った影の主催者は、版権を
持つ企業なのだ。

そして、この版権を持つ企業は
大手総合広告代理店の場合が多い。

今回のこどもの本総選挙は、
出版社のポプラ社という企業が
主催となっている。

しかし、その裏には版権を持つ
広告代理店が存在している。
表には出ないが。

似たようなものもあった

つい最近では、本屋さんの店員さん
が選ぶ「本屋大賞」なるものがあった。

実は、あれを仕掛けていた企業は
広告代理店大手の博報堂。

表には出てこない、裏の
フィクサーという感じだろうか。

必ずしも大手の広告代理店で
あるわけではない。

しかし、広告代理店が多い
理由は、メディアに対しての
影響力が大きいから。

実はこの流れは、映画などにも
同じことが言える。

版権を持っている映画を
多くのメディアで宣伝し、
興行収益が上がれば上がるほど
儲かるという仕組み。

この仕組みを理解して実践出来れば、
あなたも胴元になれる!

 

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