アイドルグループSKE48、身売り。買ったのはどんな会社?

国民的アイドルグループの
姉妹グループ、SKE48が
売られた。

運営・管理事業を譲渡という
ニュース発表だったが、その
中身を見てみよう。

SKE48の運営会社って?

そもそも、AKB48やSKE48などの
アイドルグループを手がけていた
のは、秋元康氏。

この名前は聞いたことがある人が
多いだろうが、決して個人で
プロデュースしているわけではない。

企画・運営の先頭にたっていたことは
間違いないが、実際には企業として
株式会社AKSという会社が運営している。

この会社は、創設者である秋元氏と
その他2名の頭文字を取った社名と
言われている。

そして、この会社が運営・管理している
のが、AKB48やSKE48だという。

アイドルグループの公演からグッズ販売、
著作権料などの収益を得ている。

そんな企業が、SKE48の運営・管理を
売却するということだが。

買収する会社は上場会社

今回の買収する企業は、JASDAQに
上場しているKeyHolderという会社。

2017年10月に社名変更をしており、
前の社名は、アドアーズ株式会社。

もともとはアミューズメント施設の
運営などを行っていた会社。

時代の移り変わりとともに、
事業内容も徐々に変革しており、
現在ではアミューズメント事業からは
完全撤退をしている。

そして、親会社には東証2部に
上場しているJトラストという
会社がある。

簡単に言えば「金貸し」関連事業を
生業とする会社で、広く言えば
金融関係。

今回の買収劇には親会社が
絡んでいるという事実は
公表されていない。

さて、両社がどういった経緯で
買収に至ったのか。

全く関係ない企業ではなかった

買収したKeyHolderという会社は、
実は特別顧問に秋元氏が就任している。

その事情に加えて、「いいとも」を
長年放送していた新宿アルタを
KeyStudioとして運営を開始。

新宿での「ハコ」運営に、国民的
アイドルグループという「コンテンツ」
を組み合わせて、安定的な収益を
確保するのが狙い。

上記の理由で考えれば、今回の買収は
「身売り」というほどではない。

単に事務所移動という言い方が
正しいだろう。

アイドルグループを多数輩出している
秋元氏からすれば、増えすぎた
コンテンツを維持出来ない。

その維持管理を、施設運営をする
企業に渡しつつも自分はしっかりと
利益を確保するという流れがある。

ただ、企業間の問題ではあるので、
株式会社AKSから運営・管理事業を
買い取る形になる。

「身売り」というマイナスイメージでは
なく、存続させるために最適な維持管理が
できる状況に「適切な配置」を行った。

タイトルだけ見れば、アイドルの
身売りなどという表現だが、実際には
悪いことではなさそう。

アイドルたちはどうなる?

コンテンツとして勤しむアイドルたちの
待遇は、もちろん変わるだろう。

今までのマネージャーから別の
新しいマネージャーになる。

今度は上場企業の管理下に置かれた
マネージャーなので、事細かに
管理されることになるだろう。

それが吉と出るか凶と出るのかは
後々になってみないと分からない。

ただ、環境が変化するのは確実。
最近では46グループに押されて
いる感覚すら覚えるグループの
起死回生はなるのか。

ちなみに、この発表を受けた
翌日の株価は1割程度の大きな
上昇を見せた。

しかし、収益の幅が見えない
ことなどを理由に、翌日は大きく
値を下げる。

今後のアイドルグループの
活躍如何で株価上昇が期待できる
銘柄となる。

SKE48ファンは、この銘柄を
保有する意味合いがあるだろう。

熱烈なファンがいるなら、
大きな買い支えにもつながる。

もちろん、人気が落ちれば
株価も落ちる。

そして、投資判断は
もちろん自己責任で。

 

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