毎年発表される「今年の漢字」。あれって誰が決めてるの?

毎年ニュースで報道される、
今年1年を漢字一文字で表すという
意味不明なニュース。

ちなみに、今年は「災」の
一文字に決まったという。
なんともマイナス思考な・・・

さて、あの漢字は誰が決めて
いるのだろうか。

決めているのは?

毎年発表される、その年の
世相を表すとされる漢字。

日本文化の代表でもある
清水寺で、偉いお坊さんが
でっかい筆で書き出す。

その様子は、毎年ニュースなどで
放送されるが、一体誰が
何のために?と疑問に思う。

あの企画を主催しているのは、
日本漢字能力検定協会。

公益財団法人となる法人だが、
こんなことしてどうなるのか・・・。

同協会のHPによれば、漢字は
一般から募集している。

11月1日から募集を開始し、一般から
の投票の結果が今年の漢字1文字に
決まるのだという。

応募総数が20万件弱ということで、
その中から一番得票数の多い
漢字に決まるらしい。

なるほど、これって単なる
投票結果なのか。

それをわざわざ清水寺で
偉いお坊さんが書く。

なんとも、公益財団法人の
やることは理解に苦しむ。

財団法人の中身

気になったので、公益財団法人の
中身を少し調べてみた。

まぁ、役人の天下り先だろうと
いう勝手な先入観もあるが。

HPには財務表が掲載されている。
それによれば、年間の人件費は
約1億円。

年収500万程度の人で計算すれば、
約20人程度の規模の団体となる。

実際には何人いるのか知らないが、
やっている内容は、漢字検定とか、
そんなもの。

漢字の教育や普及のための
団体らしいが、蓮舫さんなら
真っ先に事業仕分けに入るだろう。

財団法人なので、財産はすべて
国が管理している。

国から預かった資金を運用し、
その運用資金と事業収益から
運営を行う。

漢字検定での収益は、46億円。
え、そんなにあるの?と
少々目を疑った。

つまり、漢字検定でも収益を
上げているが、足りない部分は
運用収益で賄っているということ。

安定したビジネスだなぁと、
つくづく思ってしまう。

過去の漢字一文字

今年の漢字は「災」とのことだが、
なんともマイナスイメージが強い。

ということで、
過去のものを調べてみた。

「北」が去年。そこから
順番に遡ってみる。

「金」「安」「税」「和」「金」
「絆」「暑」「新」「変」「偽」
「命」「愛」「災」「虎」「帰」

まぁキリがないのでこのへんに
しておくが、その年の世相を
反映した?もの。

世相というよりも、その年の
人気投票で最多の得票数を
獲得した漢字、ということ。

まったくもって生産性のない
この事業に、各報道陣は詰めかけて
お坊さんが筆をとる姿を撮影する。

日本人にはお馴染みの様子だが、
外国人にとっては新鮮。

そういう意味では、外国に向けた
日本文化のアピールとしていいのか。

あの様子を見たいがために
日本にやってきてお金を落とす
人もいるのだろうか。

無理矢理に経済効果を考えてみたが、
やはり苦しい。

そんなものに使うお金があれば・・・
と、必ずそんな話になってしまう。

まぁ、年末の風物詩として
捉える程度で・・・。

 

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