本格的なお盆休みに入った。
大企業では既に連休に入っている。
中小企業でもお盆休みに突入。
さて、何か予定のある人はいいが、
何一つ予定が無い人は、
時間の使い方に困る。
暇つぶしには人それぞれだが、
その中でも漫画喫茶を利用する
という方も多いハズ。
今日は、漫画喫茶、別の言い方では
「ネットカフェ」を調べてみた。
業界動向
ネットカフェと言われるようになり、
大手は各地域に店舗数を増やしている。
増えるということは需要があって、
儲かっているということ。
まずは店舗数でみてみよう。
店舗数の最も多いのは、
「快活CLUB」。
店内が綺麗で、郊外型を中心に
全国で350店舗強と、
店舗数を順調に伸ばす。
経営は株式会社ヴァリック。
カラオケの「コート・ダジュール」も
展開する同社は、東証1部上場の
AOKIホールディングス(8214)の子会社となる。
店舗数の第2位は、
スペースクリエイト自遊空間。
全国約180店舗。
業界の先駆けだが、2番煎じの
快活CLUBに抜かれた。
こちらはジャスダックに上場の
株式会社ランシステム(3326)が運営。
店舗数3位は、コミックバスター。
大阪本社の株式会社アクロスが運営。
以前に名古屋証券取引所の
新興市場であるセントレックスに
上場承認を受けたが、中止した。
現在も未上場のまま。
150弱の店舗数で、そのほとんどが
FC店舗となる。
店舗数4位は70店舗程度のアプレシオ。
一度は経営破綻をしており、
紆余曲折を経て、現在はPC関連で
東証2部に上場する株式会社MCJ(6670)傘下に。
トップは快活CLUBが独走
AOKIホールディングスの快活CLUBが
業界を牽引・独走。
他の展開とは異なり、直営店で
展開するので、資本力がモノをいう。
FC展開の場合にはオーナーが
出現するまで待つしか無く、
スピードをコントロールできない。
チェーン展開は、自社内でのヒトと
莫大なカネが回れば、早期の展開が可能。
数年前に比べて業界図が大きく変化した
よい例といえる。
業界自体は概ね良好
快活CLUBをはじめ、自遊空間や
コミックバスターなども業績は
順調に推移している。
アプレシオは一度経営破綻しているが、
他店との差別化を図り、店舗に高級設備の
投入をしすぎた結果だ。
中には岩盤浴施設を導入している
店舗もあり、不採算店舗が増大したという。
大きな投資を抑制できれば、
比較的順調に推移する業態なのだろう。
おそらく今後も店舗数の拡大は進む。
どこかの段階で飽和状態になるだろうが、
もう少し増えそう。
投資対象としては?
コミックバスターは未上場だが、
その他の会社は親会社を通じて
投資が可能。
AOKIホールディングスか、
ランシステムか、
MCJか。
快活CLUBを展開する
AOKIホールディングスと
自遊空間を展開する
ランシステムは、自社店舗で使える
株主優待もある。
ネットカフェをよく利用する方は
投資も検討されてみては?