サウジの石油がいよいよ上場か!?

以前より噂が出ては消え、
消えては復活する話題。

サウジアラビアの国営企業の
上場は実現するのか。

サウジアラコムという企業

サウジアラビアといえば、
なんといっても石油の国。

オイルマネーとか呼ばれたり、
石油王という夢見る言葉があったり。

世界で一番石油を提供している
サウジアラビアは、石油事業を
国営企業として管理している。

そんな国営企業が、民間企業の
ように上場しようとしている
という話題は以前よりあった。

しかも、企業規模が世界一。
グーグルやアップルよりも
時価総額、つまり企業規模が大きい。

まぁ、まだ上場していないので
実際の時価総額はまだ不明。

とはいえ、サウジアラコムが
発表した2018年の年間の純利益は
12兆円を超えていた。

日本最大の企業であるトヨタは、
年間の利益が2兆円弱。
過去最高の純利益でも2.4兆円。

世界最大の純利益を稼いでいる
のは、現在ではアップル。
その額は、6.7兆円。

そう考えれば、いかにこの
サウジアラコムという会社が
儲けているかが分かる。

そんな巨大企業が上場すると
なれば、世界中で話題になるのは
当然のこと。

だが、様々な理由で上場が
難航していることも事実だ。

上場への道は険しい?

サウジアラコムは、上場する際に
自社の株式のわずか5%を売り出すと
発表している。

だが、わずか5%でも目安の金額は
1000億ドル、日本円で10兆円。

もう桁が分からなくなりそうな
ものだが、まぁデカイと認識
しておけばいい。

そんな巨大企業の上場という
インパクトは、そこに群がる
様々な企業にも影響が。

例えば、証券会社。
主幹事証券会社ともなれば、
手にする手数料は莫大な
金額になることが予想される。

なので、世界中の証券会社が
ぜひウチで主幹事をさせて
ください、と接待合戦を行った。

結果、近々のニュースでは
アメリカのJPモルガンを筆頭に
大手3社が獲得したという。

あまりにも巨大な企業なだけに、
地域証券会社などの手には追えない。

日本で最大の証券会社である
野村證券なども、太刀打ちが
出来なかったようだ。

そして、ここからが問題。
というか、興味がわくところ。

どこの国で上場をするか、だ。

日本もあり得る?

もともと、様々な国で「ウチの
国で上場してくださいよ」という
主幹事と同様の接待合戦があった。

市場規模や信用性等で、一歩リード
していたのは、やはりアメリカの
ニューヨーク証券取引所だった。

だが、イラン人記者の殺害問題や
アメリカ国内で起こったテロの
容疑者の多くがサウジアラビア人で
あったりと、国際的な紛争が絶えない。

中国の香港市場も有力視されて
いたが、こちらも国際情勢の
不安定さがあり敬遠される。

イギリスも有力視されていたが、
EU離脱に絡む国内政治の混乱が
悪く見られている模様だ。

そうなってくると、消去法で
消されていき、残るのは
東京証券取引所、というワケだ。

以前より東京市場での上場が
候補に上がっていたが、一時は
脱落したと報道されていた。

ところが最近の国際情勢の悪化で
日本が再浮上した、というわけだ。

日本での上場が実現すれば、
東証が得る販売手数料も
増加し、資金も日本に集まる。

世界中の投資家の資金が日本の
東京市場に集中し、日本は潤う。

イメージは、みんなが欲しがる
商品が日本でしか売られていない
という感じ。

外国人はこぞって日本の市場で
サウジアラコムの株を買いに
くるため、証券会社も収益が出る。

まぁ、まだ決定した話でもないので
取らぬ狸の皮算用の域を出ないが。

だが、着実と進む巨大企業の
上場に関しては、注視していいだろう。

 

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