スマホ特化型のフリマアプリを
展開する「メルカリ」が、満を持して
上場する。
ニュース等でなんとなく知っている
方も多いだろう。
少しだけ踏み込んで
内容を知っておこう。
メルカリ上場までの道のり
まず、上場する日は6月19日火曜日。
この上場日が正式に決定したのが、
約1ヶ月前の5月中旬。
今回の上場までには紆余曲折があった。
上場の話が出たのは、昨年の話だった。
一旦上場の話が出てから
延期になるケースは比較的多い。
かつて、LINEが上場するときも
1~2年の上場先延ばしがあった。
理由はそれぞれだが、メルカリの
場合は上場の話題が出て間もなく
個人情報の流出問題があった。
メルカリとしては、セキュリティ強化を
最優先事項とし、上場を延期した経緯がある。
それだけではなく、東証からも承認が出なかった。
新しいサービスなだけに、資金決済や
ポイントの経理処理など、
不明点が多かったことも理由にあった。
それらをクリアして、やっと
上場までこぎつけた、という感じ。
上場の内容を確認
公開価格は2700円-3000円。
仮条件というもので、実際には
上限の3000円に決定する公算が大きい。
話は逸れるが、新規公開株を
ネット経由で申し込みされる方は
上限の3000円で申し込まないと
当たらないだろう。
話を戻す。公開価格が3000円に
決定するという前提での計算では、
メルカリという企業の時価総額は
4000億円を超える企業となる。
4000億円規模の時価総額企業の
有名所としては、ベネッセや
伊藤園、ハウス食品など。
昔から名前の聞く、優良企業
ばかりが並ぶ。
その中に、一気に仲間入りする。
それほど大型上場と言って
いいだろう。
ちなみに、LINEの上場時の
時価総額は1兆円を超えた。
LINEと比べると小さいイメージ
かもしれないが、一般的に
マザーズ市場に上場する
若い企業は、時価総額が30億円とか
の規模が多い。
上場スケジュールを再確認!
仮条件が決定したので、今から
申込みを受け付けていくことになる。
証券会社によって新規上場株の
取扱が異なるため、まずは自分の
口座がある証券会社の取扱を確認しよう。
ログイン後、「IPO」とか「新規上場株」
とかのページを探してみよう。
扱いがあれば、あとは申し込むだけ。
証券会社によってルールは異なるが、
一般的にはお金を先に入金しておく
必要がある。
仮に3000円の仮条件で申し込む場合、
100株単位なので30万円の資金を
先に入金しておかなければならない。
1単位30万円で申し込みを行い、
あとは抽選結果を待つだけ。
落選なら残念でした、補欠当選なら
キャンセル待ち、当選なら買い付けの
手続きに進む。
あとは19日の上場日を待つだけ。
3000円がスタートとなるが、
買いたい人が多ければ、初値が
どんどん切り上がっていく。
最近の新規公開株では、普通に
3〜4倍、10倍というものもあった。
メルカリは大型となるので、
そこまで大きな値上がりには
ならないと思うが、それでも人気は高い。
証券口座を持っていて、
現金のまま保有している人は
挑戦してみてもいいだろう。