※酒に飲まれるH氏ブログ第一弾※
“マーケティング“と聞いて
どんなイメージがあるだろうか?
電通や博報堂のような大手が
大規模な市場調査をして、
商品を開発して、CMながして、
販売する・・・、といった感じだろうか?
今日はマーケティングという
曖昧な、そしてちょっと
かっこいい言葉を掘り下げる。
マーケティングの重要性
マーケティングは会社の業績に
多大なる影響を与える。
(マーケティングがそもそも
何なのか?というのはまた別の話で)
つまり、ある会社のマーケティング
レベルが判断できれば、その会社の
業績拡大が予想できる。
例えば、みなさんおなじみの
USJ(ユニバーサルスタジオジャパン)。
今でこそ年間来場者数1400万人以上
(2016年)で東京ディズニーランドに次ぐ
入場者数世界第4位のテーマパークだ。
しかし、2001年の開業年度の約1100万人を
最後に入場者数は減少し、2010年頃は入場者数
約730万人とかなり伸び悩んだ。
そんな苦境を打破したのが、2010年に
P&Gからヘッドハンティングされてきた
森岡毅というマーケター。
彼が打ち出す数々のプロジェクトが
今のUSJを作ったと言っても
過言ではない。
一体何をした?
彼自身が本を出版した。
入場料を値上げした。
ハリーポッターを作った。
すべて彼のマーケティング
プロジェクトである。
ひとつひとつのプロジェクトは
結果でしか見ることはない。
そして、たまたまうまくいった、
と思われがち。
だが、そのひとつひとつには
緻密な計算と大きな想定に
裏付けされたプロジェクト。
特に彼は、確率を非常に重視し、
難解な数式を使って計算し、
”勝てる”勝負をする。
決して行き当たりばったりの
「とりあえずやってみよう」
ではない。
企業を見る視点を変える
企業の顔といえば、社長やCEO
(チーフ・エグゼクティブ・オフィサー)に
目が行きがちである。
しかし、実際にその会社を動かし、
プロジェクトの舵を切っているのは、
マーケターであることが多い。
森岡毅氏曰く、「日本のほとんどの
企業はマーケティングができていない」と。
つまり森岡剛氏のような優れた
マーケターを見つけることができれば
その会社の業績は右肩上がりになる
可能性が大きいということだ。
株を買う、つまり企業に投資を
する際には、その企業の様々な
ものを分析する。
売上高の推移や、その業界動向。
財務の数字や、企業の持つ特許など。
そして、企業を選ぶ際に是非とも
注目していただきたいのが、「人」。
CEOはもちろんだが、
出来ればマーケターにも
目を向けてみよう。
株を選ぶ際の参考とするには
大きな情報源として覚えておこう。
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文:酒に飲まれるH氏
編集:マネヤック編集部