儲かる確率の高い
新規上場株。
今日は元Jリーガーの会社が
マザーズ市場に上場決定、
というニュースから。
ついでに新規公開株の
市場も見ておこう。
IPO(新規公開株)とは
ご存知ない方も多いと思うので、
簡単に新規公開株を解説しておく。
新規公開、略称はIPO。
新しく上場企業の仲間入りを
果たす会社のこと。
上場する前に申込みの
あった投資家に先に株を
買ってもらう。
そして、決められた日に
決められた市場で上場し、
その後は普通の株と同様に
いつでも取引が出来るようになる。
一般的には、上場前の価格より
上場初日につける「初値」の方が
高くなる場合が多く、儲けやすい
とされているので人気。
詳しくは株式の中級編講座で。
カリキュラムの中に組み込んで
あるほど、大事なところである。
3月決算の会社が多いこともあり、
毎年3月に上場する会社は多くなる。
今年のIPOを見てみよう
1月は上場する企業は無かった。
2月は4社が上場。
そして、3月は予定のものも
入れると、14社が上場する。
今年に入ってから今日までの
上場企業の数は6社なので、
3月後半に上場が集中している
ことが分かる。
さて、それでは今年に入って
からの新規上場株の動向を
みてみよう。
勝率
よく言われる言い方だが、
上場前の価格と上場後の価格を
みて、上場後の方が価格が高い
場合を「勝ち」と定義し、勝率を
算出したりすることが多い。
通常でも70%〜80%の確率で
勝てるIPO。今年の6社はどうか。
6社中、4社が価格を上回った。
勝率で言えば、66%。
「なんだ、そんなものか」
と思われるのはまだ早い。
「負け」となった2社は
ちょっと特殊なREITと
呼ばれる不動産関係のもの。
その2社を除いて通常の
事業会社4社だけでみれば、
100%の勝率となっている。
しかも、4社のうちの2社は
初日で3倍以上の価格をつけており、
まさに「儲かる」IPOとなっている。
新規上場をねらえ!
これだけ儲かるので、注目度は高い。
何も考えずに、しかも短期間で
儲かるので、当たり前の話だが。
基本は証券会社の口座から
申込みをして、抽選で当たれば
購入出来る。
しかし、倍率はやはり相当高い。
根気よく申込みを続けて、
当たるまで頑張ってみるのも
アリだと思う。
生半可な知識にはご用心
しかし、ご注意いただきたいのは、
「新規上場が儲かる」という
漠然とした知識のみでいると、
詐欺などにもあいやすい。
実際に、未上場の会社が
新規上場をするといって
購入を持ちかけられる詐欺が
相次いでいる。
ちょっと気をつければ
分かりそうなものだが、
ちゃんとした知識をもっていなければ
怪しいとかの判断もつかない。
そして、前述したとおり
新規上場といえども下がるものもある。
REITと呼ばれるものは、
新規上場しても上がる場合は
ほとんどない。
東証1部・2部の会社も、
下がる場合が多い。
このへんの知識を持って
チャレンジすれば、きっと
短期間で効率的に儲ける
ことも可能だろう。
今回の元Jリーガーの会社の
新規公開も、「儲かる」方の
部類である。
知っているか知らないかだけ。
誰でも挑戦出来る新規公開株。
年間で5~60社くらいが上場するので、
チャンスは多い。