G20の会合が日本で開催。世界の最高機関?

G20の財務相・中央銀行総裁会議が
先日行われ、二日間の日程を終えた。

ニュースなどでもよく耳にするが、
G20とは?そして、今回の会合の
中身は?

G20ってなに?

ニュース等でG20、もしくは
G7(ジーセブン)などは
よく耳にするだろう。

この頭文字になっている「G」は、
一体何を指すのだろうか。

実は、このGには大きな意味は
盛り込まれていない。

G7は、「Group Seven」の略で、
G20は「Group Twenty」の略。

そう、グループのG。
集まってますよという意味に
他の意味はない。

なんとなく、グローバルのGを
想像する人が多いが、実は
グループのGということは覚えておこう。

どこかで、クイズにも出そうな
安直な意味合いなので。

さて、このG7もしくはG20、
一体何をするところだろうか。

正式名称は「財務大臣・中央銀行総裁会議」
で、いわゆる各国のお金を管理する
トップが集まる会議のこと。

日本でいえば、日銀の黒田総裁や、
麻生財務大臣などを指す。

安倍首相やトランプ大統領ではなく、
あくまで金融担当が集まる。

そこで話し合われるのは、
世界経済の今後や、ルールの制定など。

そして、G7とG20の違いは割愛
するが、世界でこの会議以上の
会議は存在しない。

人気漫画ワンピースで言えば、
レヴェリーというやつだ。

ここで決められた内容が
各国の経済政策に直接的な
影響を与えることになる。

なので、投資をする人や
経済を知る人は、知っていないと
いけないことでもある。

さて、そんな重要な会議が
日本の福岡で行われていた。

その会議の内容とは?

G20の共同声明

大きくニュースに取り上げられて
いるのはごく一部の内容。

しかし、今回取り上げられている
内容は、それなりに衝撃的な
内容でもあった。

「今後の世界経済は、”何もなければ”
徐々に上向く」という内容。

そう、”何もなければ”という
なんとも意味深な言葉がついている。

今回の会議はG20、いわゆる20カ国が
集まった会議。

そして、各国の代表者が、現在も
真っ最中の米中貿易戦争に対して
懸念を表明している。

簡単に言えば、それぞれの国の
代表は、みんな同じ気持ちだった。

米中貿易戦争は歓迎しない。
それが収束すれば、経済は
順調に成長すると。

この大前提は、是非とも
抑えておきたい内容だ。

別の言い方で言えば、
米中貿易戦争が収束すれば
株価も上がるということだ。

現在、貿易戦争が長引いており
先行き不透明感がまだまだ強い。
それが、世界での共通の認識。

その他の内容も抑えておこう

今回の会議での内容は、
いくつかある。

まずは、上記でも述べた
貿易に関する内容。

簡単に要約すると、貿易に関する
不均衡は、当事者の国同士だけで
なく、みんなで解決しようね、と。

そして、それ以外の内容も
知っておこう。

まずは、デジタルサービスの
課税について。

googleやアップルなど、世界中で
サービスを展開する企業に対して、
各国が税金の徴収に困っている。

そこで、世界で統一の見解を
決めて、サービス提供者である
事業者に対して適正に課税しましょう
という内容だ。

ただし、今回は詳細が決定された
わけではなく、来年度の決定を
約束しただけにとどまった。

そして、インフラ投資への
ガイドラインも。

お金を持っている国が、新興国の
インフラ整備に資金を提供したり
している内容について。

多くの資金を提供すればするほど、
その国に対する影響力は強まって
いくもの。

ただ、貸し手が優位な状況下で、
その国に踏み込むことは
やめましょうね、という内容だ。

これには、一番に該当する中国も
内容を受け入れたらしい。

最後に、最近流行りの仮想通貨に
関連する内容。

仮想通貨の流行りは、いい面も
悪い面も存在する。

例えば、国内銀行などは仮想通貨に
関するインフラを整備しないといけない。

当然ながら費用がかかり、その負担を
銀行に任せていいものか。

さらに、仮想通貨がマネーロンダリングの
温床にならないよう、許可制に
しないといけない、などなど。

そんな内容を各国に持ち帰り、
各国で詳細に取り決める。

この流れを見る限りでは、
仮想通貨はなくなるという
ことはなく、認める方向で
各国が動くことがわかる。

大きな流れを知ることが、
経済を知ることになる。
まずは、内容を理解しておこう。

 

こんな記事も読まれています

人気の学習カリキュラム

教えて編集長!投資に関する疑問にお答えします
  • 無料会員受付中入会費ゼロ年会費ゼロいますぐ登録
  • 12ヶ月ベーシック会員なら9800円で1960円OFF

マネヤックセミナー情報はこちら

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です