このブログでもたびたび
取り上げるビットコイン。
仮想通貨として最も有名な
通貨だが、ある人の一言で
急落した。
誰が言ったのか。
出来事としては知っておこう。
誰が?
「ビットコインは詐欺であり、
崩壊する」と公式の発言を行ったのは、
JPモルガン・チェースの最高経営責任者、
ジェイミー・ダイモン氏。
JPモルガン、というだけで、
聞いたことのある人の方が多いだろう。
アメリカでは最大手の証券会社、
JPモルガン証券も同じグループ。
アメリカで最も規模の大きい
金融グループといえる。
その最高経営責任者の一言。
さすがに重い。
しかも、「詐欺」とまで言っている。
つまり、批判しているわけだ。
そして、こんなことも言っている。
「JPモルガンのトレーダーが
暗号通貨を取引しているとしたら
即刻解雇する。
その理由は二つで、第一に
就業規則違反、第二に間抜けで、
いずれも危険だからだ。」
ここまで言うのか、と驚くほどの
発言内容。
この発言でビットコインは下落
要人の発言、ということになる。
ビットコインは急落した。
しかし、急落と言っても
下落幅は4%程度。
仮想通貨を取引対象とする人は、
金融会社トップの発言など
あまり気にしない、ということか。
それにしても、詐欺であり、崩壊する、
という表現。あまりにも重たい。
批判の度合いでいけば相当なものだ。
それほど、確信をもっている発言なのだろう。
現在の金融の考え方に基づくと、
あまりにも脆弱で実態がなく、
投資先としての選択肢にもならない、
と言っている。
私も金融畑出身なだけに、
言った人物、言った内容に
ついては、少しとまどうところ。
どうなる、仮想通貨
一つ気になるのは、彼の発言では
「ビットコイン」という固有名詞を
出している。
そして、「仮想通貨」ではなく
「暗号通貨」と言っている。
仮想通貨としてひとくくりに
されていない。
仮想通貨で2番目・3番目の
流通量を誇る「イーサリアム」や
「リップル」には触れていない。
暗号通貨ではなく、仕組みだと
説明する他の通貨は、彼からすると
詐欺の対象ではないのかもしれない。
まぁ、どんな憶測をしても、
どんな人がどんなことを言おうと、
今現在でも普通に取引できている。
買うかどうかは個人次第。
一つの意見として、
頭に入れておこう。