またもやトランプ大統領。今度は何をかき乱す?

米国トランプ大統領は、
INF条約、いわゆるミサイルの
開発制限を決めた条約からの
撤退をコメントした。

またもやトランプ大統領の
身勝手が・・・と思ったが、
現実はそうでもなさそうだ。

INF条約とは?

1987年、ロシアがまだソ連だったころ、
米国のレーガン大統領とロシアの
ゴルバチョフ書記長の間で締結された。

正式な名称は「中距離核戦力全廃条約」
で、細かい内容は割愛するが
お互いアブナイ戦力の開発は
やめようね、という約束だった。

この条約から撤退すると宣言した
のはトランプ大統領で、これだけ聞くと
「またトランプ大統領かよ・・・」
と思ってしまうが、実はそうでもない。

この条約は米国とロシア(旧ソ連)で
交わされた条約だったが、米国の
言い分としては既に約束を破っているのは
ロシアの方らしい。

2012年に開発に着手し、2017年には
開発した新戦力を配備したという。

もちろんロシア側は否定しているが、
ここまで具体的な時期を明言している
ので、おそらくそのとおりだろう。

そして、ロシアもバレているのは
知りつつも、認めずに続けるところが
なんというか・・・・

そして、ずっと批判を続けてきた
米国としては、遂に条約の撤退を
発表したという背景。

ちなみに、中国はこの条約とは
無関係なので、気にせずに開発を
続け、既に戦力配置を行っている。

軍事的に遅れを取ることになれば、
今後の交渉や地位も揺らぐという
思惑から、開発を進めたい考え。

当たり前のことのように

約束した相手が、その内容を無視して
いれば、その約束を無かったことに
するという話は、当然の話。

気になるのは、ロシアは約束が
あっても黙って開発を進めて、
バレていても認めずに配置まで。

イメージするなら、結婚していて
相手方が浮気してその確証を
得ているのに認めないような状態。

それならと、自分も浮気をしてやる、
というのが考え方の一つ。

にもかかわらず、明確に「結婚は
終わり」を告げて、自分は浮気では
なく堂々と異性と遊びます、と宣言
したようなもの。

結婚生活で例えると、いわゆる
完全な家庭崩壊なので、その後の
結婚生活は無い。

そんな極端な選択をしたトランプ大統領
には、別の目的があるのでは?と
思ってしまう。

さて、ここで読者の皆さんに質問。
米国とロシア、仲がいい?悪い?

個人的な妄想は、茶番

トランプ大統領が当選したあと、
ロシアの米国大統領選挙への
介入が囁かれたことがあった。

つまり、ロシアのプーチン
大統領が、トランプ氏を
後押ししたのでは?というもの。

トランプ氏は否定したが、
当時はトランプ氏とプーチン氏は
密接な関係であることが報じられていた。

それが、ここへきて宣戦布告とも
取れるような条約撤退宣言。

なんとなくだが、敢えてロシアとの
関係は悪いですよ、と見せている
ような気がする。

ロシアとの関係を続けるようであれば、
表向きは条約を結んだままで
開発を進めればいい。

そう、結婚していてもお互いが
仮面夫婦のように不倫している
という感じなら、結婚生活は続く。

なのに敢えてロシアとの不仲を
連想させる宣言をしたのは、
別の意図があると思っていいだろう。

勝手な妄想だが、今回の発表は
ロシアに向けてではなく、中国に
向けての牽制ではないかと。

ロシアとの約束を反故にしてでも、
中国に対抗していきますよ、という
宣言ではないか。

まぁ、真実がどうであれ、軍事の
開発が進む。

となれば、戦争銘柄などが
更に値上がりするのだろうか。

国際情勢不安は、軍事産業を
潤わせる一因。
もちろん投資判断は自己責任で。

 

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