AbemaTV、DDTプロレスリング(プロレス団体)を買収

新しいメディアを目指す、
インターネットTVのAbemaTV。

知名度も徐々にあがってきて、
チャンネル数もそれなりに。

事業としてはまだまだ赤字だが、
様々な戦略とコンテンツ確保に動く。

アベマTVのおさらい

インターネット広告代理業の
サイバーエージェントが、
テレビ朝日と共同事業として展開。

テレビ局ではないテレビ局として、
新しい立ち位置のメディアを目指す。

サイバーエージェントの会社としては
広告業収益が増収増益で順調。

その広告業が稼ぎ出した利益を、
新事業であるAbemaTVに投資している。

初年度は約80億円、そして2年目は
200億円の赤字を予定している。

赤字といいながら、想定内の赤字
だと公表している。

つまり、「攻める」投資を
しているということ。

AbemaTVの視聴者数は
着実に増加しているといい、
今後の収益化が注目される。

生命線はコンテンツ?

IT企業なので、ビジネス展開は
お手の物。

まずは無料でユーザーを
獲得し、有料サービスを
徐々に増やしていく「フリーミアム」
と呼ばれる手法。

現在でもある程度のユーザーの
獲得が出来ているとのことなので、
有料戦略へは移行しやすい。

問題は、サービスの継続。
システムのように、一旦作って
しまえばそれでOK、というわけではない。

視聴するコンテンツは、
毎度新鮮なものでなければ
ユーザーは離れていく。

多くのチャンネルを持つことは、
それだけ多くのコンテンツを
提供しなければならない。

権利を買って放送するものから、
新しく収録して放送するものまで、
実に様々な方法がある。

そして今回のプロレス団体の買収。
チャンネルの中に「格闘技」の
チャンネルがあり、そのコンテンツに
利用するというもの。

他のチャンネルも含めて、
着実に安定したコンテンツの
提供にむかっている。

私個人の意見だが、ビジネスとしては
ほぼ完成形まできているのではないか。

収益と支出の逆転の問題

収益は、有料サービスなどで
今からあがっていくだろう。

費用は、ある程度までいけば
頭打ちになるはず。

このまま続けていくことで、
支出を収益が上回れば、
ビジネスとして成功、というわけ。

今年度で年間200億円の支出。
つまり、単年度で200億円以上の
収益を稼ぎ出す必要がある。

その辺も計算づくで展開している
のだろうと思うが、収益化が
目に見えてこなければ、
株価への反映は先送りとなる。

今まで何度もブログで取り上げている
注目の事業の行く末はいかに。

 

こんな記事も読まれています

人気の学習カリキュラム

教えて編集長!投資に関する疑問にお答えします
  • 無料会員受付中入会費ゼロ年会費ゼロいますぐ登録
  • 12ヶ月ベーシック会員なら9800円で1960円OFF

マネヤックセミナー情報はこちら

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です