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利子や利息、金利と利率を理解しよう
利息や金利という言葉。
あなたも一度は聞いたことがあるはずです。
わたくしモモコ、編集長の原稿をリライトしていると
頭が混乱することが多いのです。
なぜかというと…。
利子、のち利息、ときどき利回り。
いったい何が違うんだ?(笑
というわけで、編集長の原稿によく出てくる
キーワードの意味をはっきりさせようと思いました。
では、それぞれのキーワードについて
学習していきましょう!
金利と利率、利子と利息の違い
金利と利率の違いは…ほぼありません。(笑
利子と利息の違いも…ありません。(笑
どちらも同じ意味と思っていて大丈夫です。
金利は、元のお金を100%として、
1年間に増える割合を%で表したものです。
1年間に増える割合なので、
年率ということもあります。
例えば、金利0.02%の定期預金があったとします。
10,000円を100%とすると、1年後に
10,000円の0.02%が増えるということです。
10,000円の0.02%は…2円です。(笑
この2円が利息になります。
まとめると、金利0.02%の定期預金に10,000円を預けたら、
0.02%の部分が金利、
この2円が利息ということですね。
100万円預けても200円か…。
うーん…切ない。(笑
もらえる利息と支払う利息
ここからは、利息(=利子)という言葉で
統一していきますね。
さっきは、金利0.02%の定期預金で
10,000円預けたら1年後に2円がプラスされるものでした。
でも、利息がいつもプラスとは限りません。
逆に支払わなければならない利息もあります。
支払う利息って借金のこと?
そうです!!!
お金を借りた場合は、借りた金額にお詫び代の利息を
プラスして返さなければいけません。
なので、金利0.02%で10,000円の借金をしたら、
2円が利息なので、10,002円を返さなきゃいけないってことですね。
実際は、こんな心優しい金利でお金を貸してくれる人はいません。(笑
銀行の住宅ローンは金利2%とか3%とかです。
10,000円貸しても2円しか利息が増えないのに、
10,000円借りたら200円とか300円の利息を
請求されちゃいます。
キャッシングやカードローンになると
金利18%っていう場合もあります。
金利18%なら、10,000円借りると
11,800円を返さなきゃいけないってことですね、はい。
投資するなら利回りをマスターせよ!
利回りとは
利回り(りまわり)とは、投資で儲けた金額が
投資した金額の何%かを表す数字です。
10万円の投資をして、3万円の利益がありました!
という場合、利回りは30%になります。
利益の金額だけじゃなく利回りにも注目!
投資をする場合に必要なのは、
いくら儲けられるか、だけではなく、
投資した金額に対して儲けた割合がどれだけ高いか、
ということも大切です。
たとえば、次の2つの投資パターンを
考えてみると…
投資金額 | 利益 | 利回り | |
---|---|---|---|
投資先A | 100万円 | 20万円 | 20% |
投資先B | 1,000万円 | 100万円 | 10% |
利益だけで見れば、投資先Bの方が高いですが、
利回りで見ると投資先Aの方が高いですよね。
なので、どれだけ儲けられるか、だけでなく
コスパの高い投資をしようねってことです。(笑
まとめ
いかがでしたか?
紛らわしいと思っていたキーワードも
同じ意味のものが多くてすっきりしました。
そして、何より利回り!
利回りを計算してできるだけコスパの高い投資を
しなきゃいけないってことが分かりました!
2年生や3年生のカリキュラムになると
利回りという言葉がおそらくいっぱい出てきます。
でも、もう安心ですね。
- 利子=利息。元のお金にプラスされる金額。
- 金利=利率=年率。1年間にプラスされる利息の割合。
- もらえる利息(貸す場合)と支払う利息(借りる場合)がある。
- 利回りとは、投資で儲けた金額が投資した金額の何%かを表す数字。
- 投資の利益だけではなくコスパ(利回り)の高い投資をすることが重要。