これまで、仮想通貨の仕組みや代表的な仮想通貨の種類をご紹介しました。どの種類の仮想通貨が上がりそうか、なんとなくピンっ!ときたでしょうか?
じーっとしてても始まりませんので、次のステップに進みましょう。ということで、今回は実際に仮想通貨の買い方について学習しましょう。
目次
仮想通貨取引に必要なもの
・取引アカウント
・投資資金
・ちょっとした勇気
仮想通貨の取引アカウントを開設する
仮想通貨取引所を選択する
仮想通貨の取引には専用のアカウントが必要になります。そのアカウントを提供してくれるのが仮想通貨の取引所で、ちゃんとした認可を受けた取引所は全部で13個あります(2017年12月現在)。
取引所によって取引できる通貨や手数料が異なります。代表的な仮想通貨取引所は、bitFlyer(ビットフライヤー)とcoincheck(コインチェック)で、どちらも国内で仮想通貨の取引量が多い大手取引所です。
(下のバナーをクリックすると口座開設ページに飛びます)
取引所で口座を開設する(所要時間10分程度)
口座を開設するために必要なもの
- メールアドレス
- 本人確認書類の写真
- 送られてくるハガキ
メールアドレスの登録
メールアドレスを入力すると、そのメールアドレス宛に確認用のメールが届きます。届いたメール内のURLをクリックすると認証完了です。
本人確認書類の写真
本人の確認書類の提出が必須になります。本人確認書類として使用できるのは以下のものです。
- 運転免許証
- パスポート
- 在留カード
- 特別永住者証明書
- 運転経歴証明書
- 住民基本台帳カード
- マイナンバーカード
本人確認書類の提出方法は3種類あります。
- 本人確認書類の画像を画面上でアップロードする
- 本人確認書類の画像をメールに添付する
- 本人確認書類のコピーを郵送する
一番てっとり早いのは、スマホで本人確認書類の画像をアップロードする方法です。免許証や保険証などの本人確認書類(場合によっては表裏の撮影が必要)をスマホでパシャリと撮影して、その画像を画面上でアップロードするだけ。
パソコンで本人確認書類の画像をアップロードする場合は、スマホで撮影した画像をパソコンに送ってから、パソコンで画像をアップロードするという手順になります。
ここで注意点。本人確認書類の画像の他に、もう1つ必要な画像があります。それは、本人確認書類と一緒に顔が写っている画像で、IDセルフィーといわれる写真です。サクッと自撮りをしてしまいましょう。
送られてくるハガキを待つ
必要事項の入力と本人確認画像のアップロードが完了したら仮口座の開設が完了します。この仮口座の段階では入金と売買はできますが、出金をすることができません。
数日後、取引所からハガキが送られてきます。このハガキの到着をもって口座が正式に開設されたことを意味しますので、出金もできるようになります。
入力された住所が本当に存在しているかどうかの確認なので、ハガキを受け取ったからといって何かすることがあるわけではありません。
さっそく仮想通貨を取引してみる
まずは日本円の入金が必要
仮想通貨を購入するには、まずはその購入資金を入金するという作業が必要です。仮想通貨は1,000円単位で購入することができます。
例えば、1BTCが200万円だったとしても、1,000円分となれば0.0000…1BITという単位での購入ということになります。これは、ビットコイン以外の仮想通貨も同じですから、1,000円だけとか10,000円だけなどの購入もできるので安心ですね。
さて、入金方法には3種類あります。
- 銀行振込による入金
- コンビニでの入金
- ペイジーでの入金
ここでは銀行振込による入金方法とコンビニでの入金方法を説明します。まずは、取引所の画面にログインし後、「日本円/USドルを入金する」または「入出金」タブを選択します。
銀行振込による入金
表示されている自分専用の仮想通貨用バーチャル口座に振込をすることになります。振込人の名義が自分の名義になっていないとダメ、とか、ユーザーID+名義人名(本人のみ)で、とか取引所によってルールは異なります。
取引所が指定している振込先金融機関の口座を持っていれば振込手数料は安くなります。振込した時間帯によって異なりますが、だいたい振込してから約1〜2時間程度で反映されます。
コンビニでの入金
入金金額を入力して、受付番号を発行します。
その受付番号を持ってコンビニへ行きましょう。コンビニの隅っこにある端末に受付番号を入力して、端末から出てくるレシートをレジに持って行って支払いを行います。コンビニ入金の場合は手数料がかかります(756円以上)。
作業完了から約1〜2時間程度で反映されますので、しばらく待ちましょう。
準備完了!勇気を出して仮想通貨を購入する
さぁ、ここまでできれば、仮想通貨の購入準備は完了です。
1,000円分とか5,000円分とか1,000円単位で買えるので、購入金額を入力すると自動的に対象の仮想通貨のレートで計算されます。ここで気になるのが取引の手数料ですが、とても分かりづらいので注意しましょう。
まず、仮想通貨の取引には、取引所取引と販売所取引の2種類があります。
販売所取引は、販売所が相場に応じて取引価格を提示するので、その価格で確実に取引ができるというメリットがありますが、逆に言えば手数料分も上乗せされているということです。結果的に高く買うことになり、安く売ることになる場合がほとんどです。
一方の取引所取引は、一般の注文に応じて取引をするので売買が成立するかどうかは市場の注文状況次第になります。株を買う場合と同様の取引で、手数料が安い、もしくはかからない場合があります。
そして残念なことに、この取引所取引が行われるのはビットコインのみで、他の仮想通貨(アルトコインと呼ばれる)は販売所取引のみとなります(2017年12月現在)。
仮想通貨の売却と出金方法について
仮想通貨の売却は、そんなに難しいことはありません。売りたい通貨を選択すると、その時のレートを元に日本円の売却金額が表示されます。
売却後は、その金額を出金することができますが、出金時にもまた数百円の手数料がかかるのでその手数料も確認して出金しましょう。