2019年、新しい年を迎えた。
株式相場が乱高下する中でも、
投資に対しては知識を持っておくべき。
大きな流れも知ることは
重要だが、中期的な流れ、いわゆる
「テーマ」と呼ばれるものを
知っておこう。
テーマとは?
株式相場に限らず、投資の世界では
価格が上下する。
その変動の原因となるものは
いくつもあるが、大きく分けて
3つあることは覚えておこう。
1つ目は、大きな流れである
投資家の資金需要。
多くの人が売りたいと思う状況が
続けば、相場は下がる。
逆も然り。
この大きな流れは、投資家の深層心理で
読み込むことができる。
「自分が大きな資金を動かす投資家
だったら、どうするだろうか」
これが感じれれば読める。
そして、2つ目には中長期的な
「テーマ」と呼ばれるもの。
様々な分野において、一定期間は
資金が集中するであろうというもの。
これが今日のメインテーマなので、
後ほど詳しく。
そして3つ目は、短期的なもの。
需要と供給のバランス。
売られすぎれば買われるし、
買われすぎれば売られる。
このタイミングを見抜くために
チャートなどがあったりする。
投資スタイルによって、どの
流れを重視するかが決まってくるが、
どれも重要だと思って間違いない。
そして今回は年始ということも
あるので、「テーマ」に焦点を
あててみる。
テーマって何?
今までは様々なテーマが
取り沙汰されていた。
例えば、三種の神器などと
呼ばれた家電が一世風靡した
時代には、電気機器メーカー
などが順調に株価を上げた。
スマホが爆発的に普及し、
スマホのゲームが一般的に
なってきたときには、ゲーム制作
会社などが株価を上げた。
その時代時代で「流行る」もので、
流行るものに関連する業種が
儲かり、株価を上げることになる。
もちろん、対象となる業種の
すべてが上がるわけではない。
ただ、業界が儲かっていれば
基本的には儲かる。
10社中の8社を選ぶことと、
10社中の2社を選ぶことの違い。
テーマ関連から銘柄などを
選択することで、勝率が
グンと上がることを覚えておこう。
それでは、今年流行りそうな
テーマは何があるのだろうか。
あくまで個人の勝手な
見解なので、参考程度に。
今年のテーマ候補は?
前年度から言われており、
引き続く注目を集めるのが
「AI」だろう。
だんだんとAIが製品化されており、
実用化が進んでいる。
AIと言ってもおぼろげな
イメージしかないが、わかりやすく
言えば「全自動」ではないだろうか。
全自動の自動車、全自動のコンビニ。
ここらへんは既に実証実験に
入っている。
もちろんその他の全自動も開発が
進んでいるが、これが実用化されれば
大きな業界の再編が起きるだろう。
昔から言われているところだが、
問題は「いつ」起きるかということ。
去年ではなかった。
今年ではないかもしれない。
しかし、近い将来必ずくるだろうと
言われている。
AIの実用化が進めば、業界にとって
大きな衝撃となり、投資環境も変化する。
そして、シェアリングという概念も
大きく進んでいる。
その影にはAIの恩恵があると
言われているが、そもそもの
文化に変化が出てきている。
今まではお店で物を買うという
当たり前の文化だった。
ところが、個人売買が簡単に
出来るようになり、店でものが
売れない時代になった。
個人が所有する土地などを含む
資産を、貸すということが出来るように
なった。
難しい言葉でいうと、B2Cから
C2B2Cになった。
この流れは今後も進むだろう。
そうなれば、一般の消費者向けに
展開してきた事業者には大きな
転換を迎えることになる。
そしてもうひとつ気になる
テーマが、空き家。
人口減が続く中で、田舎の空き家が
年々増加している。
にもかかわらず、大した対策が
取られてきていないので、最近では
社会問題にもなってきた。
空き家マッチングなどのサイトも
登場しているが、自治体が力を
入れ始めている。
まだ有効な解決策とは言えないが、
私個人としてはとても興味深い
テーマだと思う。
最近では、田舎の空き家が無償で
受け渡されていることもあるらしい。
無償ともなれば不動産屋は必要ない。
リフォームは必要らしいので、
リフォーム業界にとっては恩恵か。
田舎を対象としたビジネスが
生まれるかもしれない。
田舎での「何か」をするための
拠点として使用されるかもしれない。
解決の糸口は見えていないが、
近いうちになんとかしなければ
ならない問題でもある。
まぁ、他にもいろいろとテーマが
あるだろう。
自分なりに気になるテーマを持ち、
そのテーマについて考え、調べて、
今後を推理することで投資に役立つ。
さて、今年一年も皆様が
投資で成果が出ますように。