時代の異端児イーロン・マスク氏、会長辞任。

時代の寵児とも言える、
電気自動車のテスラを率いる
イーロンマスクが、遂に会長を
辞任するまでに。

原因は?今後のテスラの行く末は?
話題の宇宙ビジネスはどうなる?

一連の流れを確認

アメリカの電気自動車に
参入している、新参企業にも
関わらず存在感たっぷりの企業であるテスラ。

並大抵の経営手腕では
自動車業界の新規参入は難しい。

それを、易々とというわけではないが
やってのけたのは、見事としか言えない。

普通の経営をしていても、
到達出来ないところまで上り詰めた。

普通ではない、まさに異端児という
呼び名がふさわしい、そんな男性。

それがここへきて、テスラの
会長を退く事態に発展した。

それは、先日のイーロンマスク氏の
気軽に呟いたツイートが原因だった。

テスラの非上場を検討しているという、
全く個人的な思いをツイートしたこと。

このツイートを受けて、
テスラの株価は急落。
後日、撤回のツイートで
株価は大きく上昇した。

証券市場を監視するSECは、
マスク氏の一連のツイートを、
意図的に相場を動かしたとして取調べに入った。

訴訟の提起からわずか2日で
和解。その内容が会長職辞任。

これが、マスク氏の会長職からの失脚というか、
辞任までの一連の流れ。

SECの対応はどうなの?

SECとは、日本でいう証券等取引監視委員会。
つまり、証券業界での不正を正す
証券の世界の警察官のようなもの。

それのアメリカ版が動いたので、
要は容疑者になってタイホ!と
なるような話だった。

SECの言い分としては、マスク氏が
行ったツイートに虚偽があり、
詐欺罪に相当するというものだった。

ところが、和解の内容はマスク氏への
会長職の辞任。だが、マスク氏は
CEOとしてテスラに残る。

テスラ氏の監視の意味も含めて、
第三者の会長を置くことや取締役を
2名、新しく置くことなどが盛り込まれた。

しかし、今までと同様にテスラの
経営に携わり、大株主としての
発言力も発揮することだろう。

まぁ、簡単に言えばSECは
若干の罰は与えたものの、
今後はちゃんとやってね、で
終わった感じ。

これをどう捉えるかは賛否両論あるが、
マスク氏は若干の制約がつくものの
今までどおりといった感じだ。

テスラの経営自体には、大きな
影響はなさそうに思える。

ただし、今回の和解の内容には
制裁金が課せられており、マスク氏
個人とテスラ社のそれぞれに
2000万ドル(約22億円)の支払いが。

大きな金額にも見えるが、マスク氏と
テスラからすればそこまで大きな
金額でもない。

マスク氏は、今回の騒動を
うまく乗り切った、というところ。

マスク氏の巧妙さが上?

マスク氏は、テスラを大きくした
功績がある。

さらに、宇宙事業として民間で
初の月旅行を企画。

先日、ZOZOタウン(スタートトゥデイ)の
社長さんが大金はたいて席を
予約したことがニュースにもなっている。

電気自動車や宇宙旅行。
時代の最先端をひた走る
敏腕経営者には間違いない。

不可能を可能にし、常に
マネタイズを行ってきた。

ときには大博打を打ち、大きな
決断を迫られる。

普通では尻込みしそうな
決断も、結果的には英断と
思われるものだった。

今後のテスラ、ひいては
アメリカの発展、そして
世界の最先端の発展に、
マスク氏の行動力は必要。

おそらく、そんな思いをもつ
人は大勢いて、SECもそう思った
のだろう。

なので、今回の騒動には
若干のお灸を添えた程度で、
SECも応援しているかのような内容。

今後もテスラが伸びるのか。
今日のテスラ株は上昇するのか。

投資先としてのテスラは、
あぶなっかしいがその分
面白みもある銘柄かも。

アメリカ株となるので、当然ながら
為替リスクもつきまとう。
もちろん、投資判断は自己責任で。

 

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