タバコの価格がまた上がる。
今度は大台の500円を超えてくる
銘柄も多い。
今日はタバコの値上げの歴史と
諸外国のタバコ事情に
クローズアップ。
なんでタバコは値上がりするの?
タバコが値上がりする要因は2つ。
ひとつは増税。もうひとつは、
メーカーによる値上げ。
非喫煙者からすれば、
勝手にどうぞ、むしろ
どんどん上げろーという
感じだろうか。
喫煙者からすれば、
またかよ・・・という
諦めと、今度こそ辞めようかな
という思いが交錯する。
タバコの値上げは、まだまだ
続くと言われている。
いつの日か、1箱1,000円に
なる日もそう遠くない。
実は、すでに1,000円を超える
価格になっている国もある。
諸外国のタバコ事情
アメリカのタバコ事情は
日本とは少し異なる。
タバコ税率が各州ごとに
違っており、そのため同じ
銘柄でも買う場所によって
価格が違う。
ついでに、価格の自由化に
なっており、小売店が自由に
タバコの価格を決めていい。
人口の多い州では、タバコの
1箱の価格は1,000円を超える
ところが多い。
逆に、田舎に行くほど
1箱500円で売っていたりする。
わざわざ安いタバコを求めて
隣の州まで行ったり、通販なんか
でも買えるらしい。
ヨーロッパ諸国やオセアニア
地域でも、1箱1,000円を超える
銘柄がほとんど。
例外はロシアで、1箱300円程度で
買える。
なんとなくだが、ロシア人が
タバコを吸っている画が
思い浮かぶ。
中国などでは、価格の差が
かなり激しいらしい。
それでも、500円〜1,000円が普通で、
闇市などでは粗悪品が安く
流通しているらしい。
喫煙に対して規制をしたい国は
タバコの価格が高い傾向にある。
新興国と呼ばれるタイやインドネシアは、
未だに日本よりも断然安い。
タバコの値上げの歴史
少し昔にさかのぼって、
タバコの値上げの歴史を調べてみた。
銘柄は、代表的な銘柄でもある
「セブンスター」。
「セッタ」「ブンタ」などの愛称もある。
発売されたのは1969年、
今から約50年前。
発売当時は、1箱がなんと
100円だった。1本5円。
その後、3〜5年ごとくらいに
段階的に値上げされている。
100円が150円。
150円が180円。
180円が200円。
200円が220円。
220円が230円。
230円が250円。
250円が280円。
280円が300円。
そして、一気に
300円が440円。
最後の値上げは鳩山政権時で、
ドラスティック(劇的)という
言葉が使われた。
そして現在は460円。
今年の10月には更に20円ほど
アップする予定。
3年かけての値上げが
発表されており、3年後には
520円になっている。
喫煙者にはたまったもんじゃない。
高級嗜好品の部類になっていく。
もう、貴族した吸えないもの。
上流階級の人がたしなむもの。
不良の学生には吸えないもの。
サラリーマンに買えないもの。
こんなふうになっていくのだろうか。
まぁ、そうなんだろう・・・。