ソニーがスヌーピーを買った。200億円で。

スヌーピーの権利を持つ
米のピーナッツホールディングス。

ここの会社の株式の
39%を200億円で取得した
のがソニー。

今日はこのニュースから。

スヌーピー?

スヌーピーのことを
知らない人はいない。

言わずと知れた、
わんちゃんのキャラクター。

アメリカの漫画家が
1950年台から書き始めた。

名前とキャラクターを
知らない人はいないが、
その中身まで知る人は
意外と少ない。

スヌーピー、実は常に
コンタクトレンズを付けている。
まぁ、どうでもいい話だが・・・

8匹兄弟で、スヌーピーの
母はFAXを持っているらしい。
これまたどうでもいい話だが・・・

そんな、世界的にも知られている
スヌーピーの権利を、ソニーが
取得したというニュース。

一体なぜソニーが?
なんのために?

コンテンツビジネス強化

ソニーは今年の4月にトップが
代わっている。

新しいトップの意向として、
「コンテンツビジネスの強化」
があった。

ソニーの子会社であるソニーミュージック
エンタテイメントを通じて権利を持つ
企業を取得。

このソニーの子会社は、もともと
スヌーピーを活用した国内の商品等の
ビジネスを行っていた。

いわゆる、版権を扱う代理店。
国内でスヌーピーを使おうと
思ったら、代理店であるこの会社に
お金を支払う仕組み。

どのくらいの収益を稼いでいたかは
定かではないが、この版権ビジネスを
強化することが狙い。

コンテンツビジネスを強化したい
というソニー。その理由とは?

その真意は、ストックビジネス

ビジネスのやり方でよく
耳にする収益獲得の種類で、
ストックビジネスというものがある。

似たようなもので「リカーリング」型ビジネス
とも呼ばれるもの。

一言で言えば、売り切りで
稼ぐのではなく、少しずつでも
長く続く収益構造のこと。

もう少し分かりやすく説明しよう。
例えば、家電を作って販売するのは、
売れた時点で収益が確定するが、
それ以降はない。

それに対して、例えば複合機の
キャノンなんかがいい例。

コピー機を販売したあと、その顧客の
複合機に使われるトナーを
販売し続ける手法。

これが成功すれば、一つの
お客から定期的に収益を稼ぐ
ことが可能で、新規営業で
お客を取る必要がなくなる。

一般的に、新規での顧客獲得には
費用と手間がかかる。

対して、既に顧客になっているところに
販売等を行うのは、費用と手間が
大幅に省ける。

新規の取得は、知らない不特定多数に
対して認知を広める必要があり、
広告などが必要。

既に顧客であれば、住所や氏名が
予め分かっているので、メールマガジンや
DMなどでリーチできる。

今までのソニーは、基本は売り切りが
多かった。

コンテンツビジネスの強化は、
このストック型、「リカーリング」型ビジネス
を強化することで安定的な収益を
稼ぐことが狙い。

その一環として、キャラクターの
版権取得によるビジネスを
検討している、ということだ。

この思惑がうまくいけば、
企業のストック収益が新しく
出来上がることになり、
企業経営は格段に楽になる。

すぐに収益に反映するわけではないので
株主向けにはあまり好まれない戦略だが、
企業の繁栄と存続には欠かせない考え方。

今後のソニーの戦略に期待。
投資対象としても?

 

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