世間をそれなりに騒がせる
ソフトバンクの上場。
いよいよ今日から申込期間に入る。
申し込みの方法や、投資するに
おいての注意点も確認しておこう。
ソフトバンク上場の状況
ほとんどの人がご存知だろう。
携帯電話大手のソフトバンクが
上場する。
親子上場とか、ソフトバンクって
上場してなかったっけ？と
思う方もいると思うが、その話は
こちらのブログを読み直して。
今回は詳細も決まってきたので、
その内容について簡単に確認しておこう。
上場する日は、12月19日の水曜日。
東証1部に上場を予定している。
その申込み期間が、今日12月3日から
12月7日の5日間。
その間に、証券会社への申込みを
することになる。
証券会社に直接出向くのもよし。
担当がいれば担当に申し込みを
するのもよし。
ネットで申し込みをするのもよし。
あくまで申し込みなので、申込数が
多ければ各証券会社の裁量や配分に
より当選かどうかが決定する。
今回、そのままいくかどうか
確定ではないが、ソフトバンク自らが
1500円という仮条件を提示・発表した。
通常は投資家の需要を見極めて
価格を決定するが、今回はそうじゃない
らしい。
詳細は割愛するが、1500円で100株単位
なので、1単位で15万円の投資金額と
いうことになる。
ソフトバンクという会社の概況
前のブログにも記載したが、
親会社はソフトバンクグループ。
孫正義氏がカリスマとして君臨する
日本有数の企業の子会社となる。
売上高は前期で3.5兆円ほど。
まぁ、大きいとだけ言っておこう。
企業の業務内容は誰でも知っている
と思うので、それも割愛する。
ソフトバンクグループの国内事業として
中心に位置する会社で、国内事業の
6割程度を担っている。
携帯電話という業種の中でも、
3大キャリアと呼ばれる一角。
とは言っても、3番手。
シェア率は、ドコモが約45％、
KDDIが33％、ソフトバンクが20％程度。
3番手といっても経営は盤石で、
十分に利益と安定性を誇る。今のところは。
ちなみに、ソフトバンクグループとして
上場している企業は、現在8社。
ヤフー、アスクル、イーブック
イニシアチブジャパン、バリューコマース。
ジーニー、ソフトバンクコマース＆
サービス、サイジニア、ベクター。
聞いたことのある会社もあるだろうし、
そうでもない会社もあるだろう。
連結子会社を含まない、つまり
実質支配まではしていないが
ソフトバンクグループの資本は入っている
という企業を含めると、もっとある。
投資する上でのメリット・デメリット
大型で注目度も高いので、
様々な意見があるのも事実。
ここでは、その意見をまとめて
おこう。
＜メリット＞
なんといっても、知名度が高い。
そして、話題性も抜群。
公募価格に対して上がるか
下がるかは時の運だが、
なんといっても配当が魅力。
配当性向が85％と驚異的な
数字を発表している。
配当性向とは、企業が稼いだ利益を
株主に還元する率という意味。
その計算でいくと、1株あたりの
利益は約100円となるらしい。
つまり、100株で10000円。
1単位が15万円なので、その配当が
続くという前提なら6.6％の
配当となる。
東証1部の配当率の平均は２〜３％なので、
高い企業といえる。
仮に4％の配当率になると仮定すれば、
株価は2500円まで上昇することになる。
まぁ、あくまで取らぬ狸の皮算用なので、
参考程度に。
そして、もうひとつは安定性。
新興企業ではないので、企業としての
安定性は全くもって問題ない。
配当狙いで長期投資を考える上で、
安定性は重要なキーワードとなる。
そして、国内トップクラスなので
上場後は日経平均株価や各種投資信託の
中に組み込まれる可能性が高い。
そうなれば、それなりの買いが入る
期待が持てる。
＜デメリット＞
なんといっても、事業の将来性だろう。
特に、携帯電話事業という世界。
最近では携帯電話料金の値下げが
話題となり、今までの収益が
減少する見方がある。
それだけではなく、格安スマホや
楽天の新規参入などで競合が増え、
安定性を保てるかどうかが鍵。
仮に事業に重大な減益になれば、
当然ながら株価下落リスクが。
そして、配当性向がどれだけ
良くても、原資となる利益が
減れば配当も減る。
携帯電話業界が今後どうなるのかを
予測しての投資が望ましい。
メリット・デメリットを十分に
理解したうえで、自分なりの考えで
投資をすることをおすすめする。
