名前は聞いたことがある、
という有名な財団が
仮想通貨に参入。
今日はこのニュースから、
ロックフェラー財団についてと、
仮想通貨参入の背景について。
財団って?
さて、まずはよく聞く財団について。
正式名称は「財団法人」となる。
法人と名前がつくので、会社の
ようなものをイメージしていただいて
間違いはない。
通常の会社との違いは、その設立の
成り立ちというか、経緯というか。
株式会社などは、営利を目的に
事業を行おうと設立されるもので、
出資者=社長の場合が多い。
それに対して、財団とは社会に
貢献することを目的として
設立される。
はい、とっても分かりにくい。
なので、少し崩して説明してみよう。
株式会社などの通常の会社は、
儲けようとして誰かが設立する。
財団法人は、もう既に儲かっている
誰かが、有り余る資産を社会に
役立ててもらうことを目的に設立される。
目的が全く違う法人で、
有り余る財産があるところ、
というイメージでOK。
ロックフェラー財団とは?
◯◯財団、というものは
たびたび耳にする。
その中でも、ロックフェラー財団は
財団の中でもトップクラス。
何がトップクラスかというと、
運用財産の額、歴史、
財団に従事する人数などなど。
ロックフェラーとは人物の名前で、
石油で巨万の富を作った人。
自分の死後、稼いだお金を
人類の福祉や教育に使って
もらうために設立された。
とにかく、でかい財団。
そして、力を持つ財団。
そんな財団が、仮想通貨の
市場に参入するという。
さて、どんな参入を目論み、
どんな意味があるのだろうか。
参入の詳細
参入といっても様々な方法がある。
今回の参入のニュースの中身を
見てみよう。
直接仮想通貨に投資をするわけではない。
仮想通貨のICO(仮想通貨で
資金調達をする手法)などを
手がける企業への出資だ。
つまり、形だけでいえば
ベンチャーキャピタルと
よばれる事業への投資。
仮想通貨自体への投資を
決定したわけではなく、仮想通貨
関連の事業に投資をしたわけだ。
つまり、ロックフェラー財団の
判断は、仮想通貨事業は儲かるが、
直接の仮想通貨への投資は
そこまで儲からない、というもの。
この思いを勝手に解釈すると、
仮想通貨市場は全体的に今後も
盛り上がりをみせるが、どの
仮想通貨が上がるとかの考え方
ではなく、その中間に位置する
事業が儲かるというもの。
逆に言えば、どの仮想通貨が
値上がりしようが値下がりしようが、
関係なく安定的に利益を生み出すと
推測されるものに投資を決めたということ。
そして、もっと別の視点で見れば、
仮想通貨市場は今後も隆盛を
維持するという見方ということ。
今回はロックフェラー財団の決断が
ニュースになったが、それ以外にも
有名人が仮想通貨への参入を
次々に決めている。
今後も続く仮想通貨の話題、
さて、次はどんな企業が参入
するのか。