ライザップ、業績改善で東証1部上場を目指す?

目下経営再建中のライザップ。
そんなライザップが東証1部を
目指しているというニュース。

ライザップの現在の状況も
見てみよう。

今期は33億円の赤字予想

当初は230億円の黒字を予定
していたライザップが、大幅に
下方修正したのが昨年の11月。

3月決算の企業なので、第2四半期の
決算発表時に下方修正。

大きな理由は、急速なM&Aだった。
しかも、赤字企業のM&A。

ライザップの成長の要因と
されていたM&Aだったが、
逆に足かせとなった。

第3四半期の決算発表で、
大幅な下方修正がどうなったかに
注目を浴びた。

結果、下方修正した通期業績は
そのまま据え置き。

しかし、業績は若干ながら
回復していると発表された。

ライザップ神話が復活するのか。
中身を見てみよう。

本業は好調

もともとの事業である
スポーツジムの事業は
すこぶる好調。

前年同期比で70%近い
増収を果たしている。

つまり、本業のみで言えば
成長は止まっていない。

赤字要因はやはり、赤字企業の
M&Aによるグループ会社の赤字。

そのテコ入れに着手している
様子で、主導しているのは
元カルビーの取締役。

赤字企業の中でも一番大きな
赤字を出しているグループ会社を売却。

わかりやすく言えば、高いお金を
払って買った会社を、損してでも
売り払った格好。

もったいないと言えばそれまでだが、
持ち続けていれば赤字がタレ流れる。

早期の黒字化が困難であると
認められたグループ企業を
リストラしている感覚だろうか。

この企業売却により、グループでの
赤字幅が縮小する予定だ。

この企業だけで年間に20億円程度の
赤字を出していたので、その重しが
外れる。

買ってくれるところが
よく見つかったなぁと思う。

今後のライザップ

今期は赤字の決算を迎えそうな
ライザップだが、今後はどうだろうか。

未だ買収した赤字企業の出している
損失を計上することになるが、
それらが徐々にそげ落とされる。

本業は好調なので、スリムになれば
なるほど、収益体質は強くなりそう。

本業が好調なだけに、無駄を順調に
省いていけば、黒字化はたやすい。

そして、現在は札幌の証券取引所
のみに上場しているが、今後は
東証1部を目指すと。

東証1部に上場が果たせれば、
外国人投資家の買いも集まる。

業績が黒字化に向かい、外国人の
買いも集まり、本業は好調。

このままいけば、ライザップの
復活は難しくないだろう。

だが、今まで飛ぶ鳥を落とす
勢いだったライザップ。

急速なM&Aによる拡大を狙って
いたことが投資家の期待値を
上げていた。

今後は着実に業績を上げる一方、
急激な拡大には歯止めがかかるので、
面白さには欠けるか。

まぁ、勝手な個人の意見なので、
投資判断は自己責任で。

 

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