日々のお買い物の「おつり」を資産運用出来るサービスがスタート

毎日のお買い物ででる「おつり」を
資産運用にまわす。発想がいいなと思う。

これは、ウェルスナビという会社が
5月末よりサービスを開始するアプリ
「マメタス」の話。

確かに、投資にお金をまわそうと
思うと、「買う」という行動に慣れていない
人には少しハードルが高くなる。

それを、自動的に「おつり」という
日常的に発生する分で気軽に投資が
出来る点は魅力的に思うが、果たして。

サービスの仕組み

「おつり」とは言うが、実際には少し違う。
しかも、日常でお買い物、という部分も少し違う。

クレジットカードで支払いを行った場合に限り、
その中で事前に設定した金額を差し引いて
残った金額を「おつり」として呼んでいるだけ。

事前の設定は、100円・500円・1,000円の3種類から
選択出来るとのこと。

例えば、事前の設定が500円と仮定し、
コンビニで420円のタバコをクレジットカード払いで
買ったとする。

500円設定なので、差額(おつり)が80円、
この80円が投資にまわされるということ。

しかし、すぐに投資商品を買い付けるわけではなく、
一ヶ月間の間にこの差額(おつり)をためておき、
貯まった金額を金融機関口座から引き落として
投資商品を買い付ける。

1日1箱のタバコを買う人であれば、
80円×30日=2,400円となり、
2,400円が口座から引き落としがかかって
投資商品を買い付けることになる。

いろいろと「あれ?」と思う部分もあるが、
投資商品の購入に対しての垣根が
低くなるような気もするので、良い試みでは
ないかと思う。

何を買う?

買い付ける投資商品は、同社が既に提供している
「WealthNavi」という自動買い付けサービスが
NY証券取引所にETFを発注するとのこと。

ETFといえば、「指数」に投資をする商品で、
個々の株式などに比べて分散投資されており
リスクが低い点と、手数料が一般の投資信託に
比べて安いことがメリット。

投資初心者にも投資しやすい商品なので、
知識や経験のない人も買いやすいもの。

単に「貯める」のではなく、「ETFで貯める」
という感覚だろうか。

「おつり」の概念はひとまず置いておいても、
確かに気軽に投資できる環境になるといえそう。

デメリットは?

あくまで個人的な見解だが、
ETFにも種類があり、当然ながら
値下がりのリスクが存在する。

簡単に買い付けされるので、
その価格の変動をそこまで気にする人が
少なければ、「知らないうちに損をする」
人がでてきそう。

どうせおつりだし、値下がりしても
気にしないという方も多いかもしれない。

しかし、本来は投資は自己責任の世界。
正しい知識を身に付け、自分の納得する
投資商品を、自分の資産に合わせて
購入することが望ましい。

「知らないうちに」という言葉は、
銀行で無理矢理投資信託を購入させられた
人がよく言う言葉。

この二の舞いにならなければいいな、
ということを思ってしまう。

投資を身近に感じるにはとても良い

日本人の資産の現金比率は、諸外国に比べて
高い。投資にまわしている金額が低い。

このサイトも同様の思いで作られているので、
「投資を身近に」というコンセプトは
とても賛同できる。

人によって投資を始めるきっかけは様々。
この「おつりを投資にまわす」サービスも、
まずはやってみようという初心者向けと
なるので、是非とも頑張って欲しい。

そして、投資意識が高まっていくことを
切に願う。

 

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