日産自動車の象徴であり、やり手の経営者としても名高い「カルロス・ゴーン」社長の退任劇の思惑とは

過去の話だが、日産自動車の経営不振が続き、
フランスの自動車大手「ルノー」の傘下に入った。

そして、そのルノーから送り込まれた人物こそ
「カルロス・ゴーン」その人。

2000年6月から日産自動車の社長に就任し、
経営不振が続く日産自動車の業績をV字回復
させた人物として、一躍時の人になった。

カルロス・ゴーン体制はたびたび「ワンマン経営」などと
批判を浴びることもあったが、実に17年もの間、
巨大な企業のCEOとして会社を牽引してきた。

やはりその手腕は賞賛されるほど。
様々な敏腕経営者がいる中でも、
トップクラスに入る。

お疲れ様??社長交代の発表

そのカルロスゴーン氏がいよいよ社長を退任するとのことで、
ニュースでも大きく取り上げられた。

さて、ここで投資家目線で考えてみたら、どうか。

日産自動車の不振を回復させた張本人。
500円程度だった株価を、1,500円程度まで押し上げた。
リーマンショック等があったものの、
現在でも1,000円を超える水準で推移している。

この敏腕経営者の退任によって、会社の業績はどうなる?
と考えてしまう。

社長は退任でも、会長に就任

社長退任後は、会長に就任することが決まっているらしい。
しかも、グループ会社となっているフランスのルノー、
そして三菱自動車と日産自動車の3社を統括する会長に就任。

今までの敏腕経営者ぶりを、今度は規模を大きくして
グループ全体の改善に取り組むらしい。

カルロス・ゴーンの影が無くなるわけではなく、
今までよりさらに大きな舞台で展開されることになる。

今までの手腕を見るからに、嫌でも期待してしまうが、
その結果が分かるのは数年後になるだろう。

 

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