メルカリがいよいよ上場。中身を知っておこう。

いよいよメルカリが上場する。

誰もが知る知名度バツグンの
企業の上場で、メディアでは
一斉に報じられている。

様々な報道で伝えられているが、
中身を整理しておこう。

上場に関する詳細

上場日は6月19日。
上場する市場は東証マザーズ。

マザーズへ上場ということは、
赤字であることを意味する。

決算月は6月のため、上場後の8月あたりに
平成30年度の決算発表が
行われることになる。

平成30年度の決算を迎えれば、
6期目が終わり7期目に突入する。
つまり、会社6年生。

平成28年度は約4,000万円の赤字、
平成29年度は約27億円の赤字。

おいおい、大丈夫なのかよ!と
思う方もいるだろう。

売上高は平成28年度は112億円、
平成29年度は220億円。

売上の伸び率は80%を超えるなど、
急成長している企業として
期待される内容。

中古品売買をスマホという
デバイスで特化したことで
利便性を向上させた。

利用者数が大幅に増加し、
それに比例して売上も増加。

一言で言えば、
「儲かってないけど
みんな使ってるやつ」だ。

少し中身を覗いてみよう

上場の中身について。
少し専門的な言葉が出てくるが、
分からない方はググったり
当サイトの質問コーナーからどうぞ。

上場前の取得価格を決定する
ブックビルディングでは
おそらく上限の2,700程度に
なることが予想されている。

1株2,700円で計算すると、
メルカリが調達する資金額は
約500億円程度になる。

上場後の初値はいくらになるかは
分からないが、1株2,700円で
計算すると、企業の時価総額は
3,000億円を超える企業となる。

時価総額3,000億円程度の企業で
有名どころを例に挙げてみれば、
シャープやクックパッド、
テレビ朝日HDやアスクル、そして
ジャパンディスプレイなども名前を連ねる。

メルカリは、上場後は上記の企業と
肩を並べる規模の企業になる。

6年目の会社にして、この規模への
成長はすごい。

それだけ、利益ではなく
売上に注目される、ということだろう。

資金調達額の500億円の使いみちは、
300億円弱が借入金の返済に充てられる。

そして100億円超が広告宣伝費に
充てられるといい、残金は今後の
運営に対する準備金として
安全資産で運用するという。

借入金の返済が行われるので、
企業としての財務体質は一気に
改善される。

上場による資金調達は企業経理では
自己資金となるので、債務超過企業から
一気に優良企業になる。

発行株の半分が海外分

今回の新規発行株等の比率は、
国内で半分、海外で半分。

つまり、海外市場を狙った上場と
みていいだろう。

海外市場への進出に向けて、
株主を獲得し、海外進出の
足がかりにしようという算段。

構想が思うように運べば、
海外展開が進み、売上も
増加することを予想する。

海外市場の開拓にはどの企業も
四苦八苦しているが、うまくいけば
企業価値はさらに上昇する。

この戦略は、投資家にとってみれば
プラス要因だろう。

利用者としてはもちろんだが、
投資家目線でも期待の持てる
企業として注目される。

今後のニュースに注目しよう。
そして、もう一回くらいは
メルカリの考察を書いてみようと思う。

 

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