みんな大好き、お菓子の世界。
様々な菓子メーカーがあるが、
ほとんどの企業が好業績。
しかし、すべてとまでは
いかなかった。
菓子の種類で明暗を分けた。
さて、売れた菓子は?
売れなかった菓子は?
菓子業界が底堅い
菓子メーカーが軒並み
好決算という記事。
細かい数字がたくさん
並ぶ記事なので、ここでは
敢えて省略する。
中身を噛み砕いて
お伝えしてみよう。
この記事に出てきた
菓子メーカーは以下の通り。
・明治ホールディングス
・ロッテ
・江崎グリコ
・森永製菓
・不二家
・ブルボン
・カルビー
ちなみに、ロッテは非上場。
これは豆知識として覚えておこう。
さて、記事の中身はと言うと、
各企業の菓子の中でも
カテゴリ別に見て売上の増減に
特徴が出ている。
チョコレート系の売上増が
目立つ一方で、スナック菓子の
売上減がチラホラ。
高いカカオ含有率のチョコレートが
人気で売れている一方で、
じゃがいも不足による
ポテチなどの販売中止が響いた。
カテゴリ別の特徴は上述した
通りだが、菓子メーカーとしての
企業収益は改善した様子。
工場などのオートメーション化で
コスト削減に成功している。
一方で、特にスナック菓子では
原材料の高騰で収益を圧迫
している様子だ。
菓子はブレない
カテゴリ別に増減があるが、
基本的に菓子の世界では
大きな変動は少ない。
ポテチショックのような
原材料不足という特殊要因を
除けば、大きな売上変動はない。
顧客単価が低いので、景気動向に
左右されにくい銘柄と言える。
全く左右されないわけじゃないが。
高級菓子の売れ行きは減少
するが、代わりに一般の菓子の
売れ行きが伸びる。
その時代にあった商品が売れる
というだけで、菓子自体は
どんな時でも売れる、ということだ。
そして、投資する際の銘柄としても
人気が高い。
企業業績の落ち込みがあまり
激しくないことに加えて、
特に株主優待などが人気。
菓子メーカーの商品の詰め合わせ
などが届く場合が多く、菓子が
好きな人にはたまらない。
株主優待が人気ということは、
個人株主が多いということで、
株価も余計に下がりにくい。
このへんのメカニズムは、
今回は割愛する。
今後の菓子業界は?
新参者の少ない菓子業界。
大きな変動はないとはいえ、
今期に入ってからかげりが
見えてきているという。
ニュース記事ではそう書かれていたが、
何度も言うようにそこまで
景気に左右される銘柄ではない。
大きく値を下げるようであれば、
投資先のひとつとしては
うまみが出てくる。
食べるかどうかはおいておいて、
株主優待として届く菓子の
詰め合わせなどは、やはり魅力。
投資先のひとつとして
検討してみるのもありかも。