黄金色に輝く「金」は、どのようにして採掘されているのか。金脈を掘り当てて一攫千金!

先日は石油について話をしました。

今日は、金について。
純金とか18金とか聞いたりしますよね。金の延べ棒とか。
あとは、ツタンカーメンのお面だったり。

なんだか、金持ちの象徴のようなイメージですが、
さて、金は誰がどうやって掘っているのでしょうか。

金の採掘量はどのくらい?

人類がこれまでに掘り出した金の総量は
一体どのくらいあるのでしょうか。

約16.5万トン、公式プールの約3杯半くらい、
と言われています。
世界で、ですよ。意外と少ないんですね。

これだけの量しか存在していないので、
欲しい人が取り合い、価格が上がったりするんですね。

黄金の国ジパング、その力はどのくらい?

マルコポーロの「東方見聞録」に出てくる
黄金の国ジパングの表記。

一説には、日本の中尊寺金色堂のことを
言っていると言われたりしています。

さて、そんな金の建造物が豊富な日本ですが、
どのくらいの金を掘っていたのでしょうか。

時代は奈良時代、金の採掘が行われるように
なってきました。

しかし、当時の日本人は金の価値を知らず、
「キラキラしてきれいだねー」程度だったといいます。

海外では金の貨幣的価値が知れ渡っていたので、
日本は高く売れる金を輸出するようになります。

多くの金を輸出する日本という国があり、
国内にも金を使った建造物が立ち並ぶ。
異国の人には、「この国は金だらけなんだ」と思うんでしょうね。

そういった背景から、マルコポーロは
東方見聞録に「ジパング」という表記を
使ったことで知られています。

しかし、現在の日本国内での採掘のほとんどは
鹿児島県にある菱刈鉱山でしか
行われなくなりました。もう金がないんですね。

日本で唯一の金採掘上場会社

さて、日本で金を掘っている会社をご存知ですか。
住友金属鉱山(5713)という会社です。

この会社は、証券の世界では「別子(べっし)」と
呼ばれています。

この会社の親でもある住友グループの
発祥が別子銅山という銅山だったことと、
「住友」と名前のつく会社がたくさんあるので、
間違えないようにという意図で呼ばれています。

証券会社の人間と話をする機会があれば、
「今日は別子はどんなもん?」とか
聞いてみてください。

「あ、この人って株に詳しい人だ!」
と思われちゃうかもしれませんよ!

金の掘り方

一般によく知られている方法は、
川の水をザルですくって、泥を流して、
砂金だけを残す、というやり方ですよね。

テレビなどでも度々やっているので、
見たことがある方も多いのではないでしょうか。

しかし、大変です。
めっちゃ時間がかかります。

商業ベースで考えると、割に合いません。
なので、これを大規模でやるんですね。

川ではなく、川に流れる前の山の鉱石を
いっぱい持ってきます。

それを、でっかい機械を使って
金だけを分離させる、というやり方です。

ちなみに、1トンの金鉱石から取れる金は、
わずか5グラム程度。これまた大変です。

金価格の相場

金も石油と同様に、全世界で取引されています。
そして、株などのように、毎日のように
価格が変動しています。

買う人がいて、売る人がいる。
この原則に基づき、値段が決まっています。

単位は1トロイオンス(貴金属や宝石の原石だけに
使われる単位)で取引されます。
1トロイオンスは、約31グラムです。

日本国内では、「1グラムあたり◯◯円」と
表記されることが多いです。

これは、1トロイオンスの価格から
計算されて算出されています。

今日はここまで

まだまだ長くなりそうなので、
今日はここまで。

金投資も立派な投資商品の一つです。
投資する、しないは別として、
知っていて損は無いですよ。

 

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