米の貿易政策が日本企業を苦しめる

「デンソー、米輸入制限で
最大800億円の負担増」
今日はこんなニュースから。

貿易戦争と言われる一連の
流れで、日本企業にとばっちり。

投資家も要注意。

取り上げられたデンソー

言わずと知れた車部品の大手。
トヨタグループではあるものの、
世界の車関係部品のシェアは1位。

売上高は5兆円を超える大企業。
経常利益も、4,500億円を超える。

そんな、日本を代表する
世界的な企業へも影響が。

記事にあった「800億円」の
負担増の額は、あくまでも
米が追加政策を取った場合のこと。

米は、中国との貿易戦争の中で、
自動車部品関係に直接高い関税を
かけることも検討している。

つまり、現在はまだかけられていない。
しかし、世界で流通するデンソーの
商品は、既に影響を受けている。

香港から米国へ輸出する電装部品の
追加となった関税の費用が約30億円。

鉄鋼とアルミニウムへの
追加関税が20億円それぞれ
影響が出る可能性があるとしている。

もちろん、業績にも直撃。
現時点の業績予想には織り込んでいるらしい。

現在でも、今までになかった費用として
約50億円の負担が強いられた。

これが、米の政策ひとつで
800億円の費用負担まで
増加する懸念がある。

トランプの一声

関税を上げるかどうかは、
トランプ大統領に一声。

そして、その一声を動かすのは、
貿易戦争の相手国、中国。

中国が報復として自国への
輸出・輸入に様々な制限を
かける。

すると、米は逆ギレした中国に
更にブチ切れ、追加で関税を
上げてくる。

今までも、この貿易戦争で
メリットを感じる企業が少ないと
されていた。

そして今は、マイナスとなった
悪影響を受けている企業が
具体的な被害額?を引っさげて
決算発表を行っている。

さすがに800億円の負担となると、
業績への影響は大きい。

業績への影響はそのまま
株価下落へとつながる。

影響を受ける株をどうするか

米が追加で政策を取ろうと
している以上、注視する必要がある。

関税による収益圧迫は、
徐々にその金額含めて
浮き彫りになってきた。

では、株を保有する投資家は
どうすればいいか。

単純に考えれば、売り。
売上は増加しても、利益で
800億円が無くなれば、
株価は下がる。

今しばらくは不安定な
株価の推移が続くと予想される。

だが、一連の騒動に一段落が
つけば、株価は復活する。

デンソーなどは、業績はすこぶるいい。
売上も伸びている。

今回の懸念どおり800億円の
追加費用が発生すれば、厳しい。

しかし、米が「関税をやっぱり
やめまーす」と言った時点で、
800億円のマイナスが無くなる。

つまり、見込んでいた出費が
突然無くなるわけだ。

いつのことかは分からないが、
株価が十分に下がったあとは、
仕込んでおいてもいいかもしれない。

もちろん、投資判断は
自己責任で。

 

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