内閣府令に基づき、有価証券報告書への
記載が義務付けられたことを受けて、
上場企業役員の1億円以上の報酬受取人数が
公表された。
1億円以上の役員報酬を受け取った
人の数は457人。
羨ましいとしか言えない・・・
内容を少し見てみよう。
純粋な役員報酬ではない
内容としては、ストックオプションや
株式として受け取った分も加味されている。
なので、457人すべてが、1億円以上を
受け取っているわけではない。
しかし、受け取った株などを売却すれば
1億円に到達することを示しているので、
まぁ1億円と同じようなもの。
しかし、上場会社の役員への道のりは
簡単ではない。
相当な苦労を重ねているだろう。
それでは、役員ではなく単なる従業員は
どのくらいの水準なのだろうか。
従業員の給与水準
某サイトによれば、上場企業の
平均給与は605万円。
高いと見るか安いと見るかは
人それぞれ。
ちなみに、一番給与が高いと
されているのは、GCAという会社で、
主に企業のM&A案件を扱う。
平均給与は2,000万円を超えている。
その他、給与水準が高い企業の
上位には、M&A関連の企業が並ぶ。
つまり、M&Aは儲かるのだ。
そして、それなりの専門知識が必要で、
簡単になれるものでもない。
それ以外の業種で言えば、
上位にはロボット関連企業や
メディア関連が並ぶ。
ちなみに、一番給与水準が
低い業種は、小売業。
平均給与は500万だという。
高い給与ばかりでもない
上場企業で給与水準が低い企業もある。
約4,000社の上場企業のうちでも、
200社弱は、平均年収が400万円未満だという。
中には平均給与が300万円未満という企業も
あり、上場会社に勤めているという
だけで高給取りというわけではない。
一昔なら、「上場企業に就職」することは
公務員になるよりも給料が高く、
待遇がいいので花形とされていた。
しかし、現代では大企業すら
あっという間に倒産する時代で、
上場企業への就職は安全とは言えない。
公務員も給料が削られる時代。
上場企業がいいのか、公務員がいいのか。
サラリーマンがいいのか、自営業がいいのか。
お金の儲け方は、多岐にわたるようになった。
今では、Youtuberという職種さえある時代。
決して現状に満足すること無く、
様々な可能性の模索をおすすめする。