うなぎの完全養殖に成功。新しいビジネスとなるか

うなぎの完全養殖が成功。
そんなニュース記事があった。

はて、数年前にも聞いたことが
ある気がする、うなぎの完全養殖。

何がどう変わったのか。
そして、うなぎビジネスとは?

うなぎの価格高騰

近年、様々なものの価格が
高騰している中で、うなぎの
価格高騰は聞いたことがあるだろう。

実際、スーパーなどに並ぶ
うなぎの価格は昔に比べて
高くなっている。

それでも、日本文化において
重要な食文化を支えるうなぎ。

土用の丑の日にうなぎを食べるとか
分かるようでよく分からない
格言的なものもある。

うなぎが好きだという人も
多いだろう。実際に、高価な
食材なだけに人気も高い。

うなぎの価格高騰の原因は、
単純に供給量の低下。

数が少なくなって、需要は
変わらずあったとすれば、
価格は高騰する。

では、なぜ数が少なくなったのか。
そこには、養殖技術の問題があった。

現在でもスーパーに並ぶうなぎは
養殖ものが多い。

うなぎの養殖はいくつかの
段階がある。

まずは、うなぎの稚魚、シラスウナギを
捕まえることから始まる。

漁獲量が少なければ、稚魚を
輸入するなどして数を揃える。

そこから淡水の環境を作り、
成長させていく。

一般的な養殖の流れだが、
実は一番最初の稚魚は、
自然界から獲るしかなかった。

稚魚を乱獲することで、自然界の
均衡も崩れるし、そもそもの稚魚の
数が減ることで、その後の親も
いなくなっていく。

つまり、稚魚の漁獲量がそのまま
うなぎの価格に反映していたのだ。

稚魚から養殖

では、稚魚を産ませることを
すればいいんじゃない?と
思った方、それは正解。

日本の大学研究チームは、
2010年に稚魚からの養殖に
成功していた。

ところが、卵から孵化した
稚魚を成長させるには、
莫大なコストがかかっていた。

だが、それが月日を経て
量産可能な体制にまで
もってこれた、というのが
今回のニュースだった。

まぁ、難しいことはさておき、
やっとうなぎの養殖が安定的に
行えるまでにきたということ。

そして、このニュースが与える
影響は、うなぎの価格低下は
もちろん、うなぎビジネスの
活性化だろう。

今まではシラスウナギを買うために
高くても買う、密輸入してでも
買う、といった感じだった。

シラスウナギが安定的に供給
できるようになれば、価格は
安定的となり、今までの闇の
ビジネスも崩壊する。

逆に、活性化するビジネスもある。
それは、もちろん養殖場の
経営だろう。

もともと需要のあるうなぎを
安定的に供給できるとなれば、
安定的なビジネスが成り立つ。

現在では官民連携の形式が
取られているが、完全な
民間の養殖となれば、相当な
ビジネスが成立するだろう。

そして、その養殖場から全国の
問屋に卸す商社も登場するだろう。

この利権を持てば、安定した
ビジネスがひとつ生まれる。

おそらくだが、既にうなぎの
養殖ビジネスに出資している
企業があるはず。

詳しくまではわからないが、
おそらく総合商社あたりが
絡んでいると思われる。

この辺を意識して、うなぎビジネスに
絡んでいる業種や企業を
探し当てれば、立派な投資対象
として考えられるだろう。

さて、みなさんはどんな分野を
考えるだろうか。

もちろん、食べる専門の人にも
嬉しいニュースだろう。

 

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