私が証券マンだった時から好きだった
会社の中で、陶磁器の会社があります。
日本ガイシ(5333)です。
名古屋の体育館には、「日本ガイシホール」という
名古屋市から命名権を取得していたりと、
名前だけは聞いたことがある、という人も多いと思います。
ちなみに日本ガイシ、正式名称は「日本碍子株式会社」。
知らないと、読めなかったりしますね・・・
何をしている会社?
電線と電線をつなぐ際に、白いやつありますよね?
あれです、あれ。
白い物体、見たことありますよね?
あれ、陶磁器なんです。
陶器は電気を通さないので、
電気関係に使われます。
ちなみに、高圧のこれは、日本ガイシしか作れないらしいですよ。
この商品の特性とかも、よく分かりませんけど。
陶磁器ってどんなもの?
陶磁器は、粘土みたいなものを高温の窯で焼いた、焼き物です。
伝統工芸のイメージが強いですが、
実は広く製品化されて、多くの生活に使われています。
今の時代に窯って・・・と思いますが、
陶磁器の特性は他の材料では再現できず、
需要は意外と高いんだそうです。
陶磁器の種類
さて、この陶磁器を使った製品、
いくつか思い浮かびますか?
・コーヒーカップ
陶磁器で出来ています。
「ノリタケ」などが有名ですね。
・トイレの便器
男性なら良く分かると思いますが、
「TOTO」や「INAX(会社名はLIXIL)」の文字、よく見ますよね。
・スパークプラグ
車やバイクのエンジンをかける際の、
火花を起こす部品です。
NGKスパークプラグ、とかCMやってましたよね。
「日本特殊陶業」が有名ですね。
いくつか挙げてみました。
そして、あまり知られていないようで、
でも有名な話なんですが、
上記の会社、同じグループ会社なんです。
(※INAXは現在はグループから脱退)
陶磁器のグループ
森村グループと呼ばれる財閥の傘下で、
陶磁器の世界のドン、といったところでしょうか。
陶磁器の需要がある以上は、どこかの会社で
製品が作られ、提供されています。
そのルーツが一つの財閥で、
全体がグループ会社になっていて、
それが日本にあるってのは、ちょっと誇らしいです。
知っていたからどうということはありませんが、
陶磁器の製品を見つけたら、「あー、あのグループかなー」と
思ってみるのは、陶磁器上級者への第一歩です。