大きな話題を呼んでいた
ソフトバンクの上場。
19日の上場初日を迎え、
株価はどう動いたのか。
買った方が良かったのか、
買わなかった方が良かったのか。
初値は?
上場前は、IPO、いわゆる新規公開株
という位置付けで、1株1500円で配分された。
証券会社と取引のある人は、
ほとんどの場合、勧められたのでは
ないかと思う。
それだけ大型で、株数も多かった。
戦後最大の資金調達額としても
注目を集め、話題性は抜群。
知名度も高く、上場前のニュース記事
などでは、買い付け期間終了を
待たずして売り切れたとまで。
ところが、上場を控えたある日、
大規模な通信障害が発生。
さらに、アメリカや中国などの
大国同士の揉め事も頻発。
大きな相場観で言えば、
風向きは悪かった。
そして、
昨日の上場初日。
1500円の公募価格に対して、
初値は1463円と、2%の下げからスタート。
新規公開株は上場初日に
跳ね上がることもあるが、
大型株は跳ね上がることはない。
しかし、公募価格を割ることも
ほとんどない。
にもかかわらず公募価格割れで
スタートをすることになった。
まあ、それだけ欲しい、買いたいと
思う人が少なかったということだろう。
1日かけて下げる
初値は1463円と2%程度の下げで
スタートしたことも悪かったが、
その後の展開も冴えない。
その後も徐々に値を下げ、
最終的には1282円と、公募価格を
14%程度も下回る水準で引けた。
つまり、値上がりを期待して
1500円で購入した人は、1日で
1割以上を損した、という結果に。
不人気という言葉が合うのか。
相場の環境が悪かったのか。
どんな言い訳をしようとも
結果は結果。
ただ、上場したことで誰でも
いつでも買える環境にあることは
頭に入れておきたい。
今買ったほうがいい?
今買えば、公募価格を下回る水準で
買えるので、新規公開株を公募価格
よりも低い水準で買える。
考え方次第だが、IPOの抽選で外れ、
今はまだ保有していない人は
今買えばお得。
そして、なんといっても
配当が高い。
公募価格の1500円でも
約5%の配当が魅力と
されていた。
株価が下がった現在では、
投資金額で計算しても約6%くらい
までいくことになる。
そう簡単に潰れる心配はなく、
高い配当が期待できる銘柄。
数多くある銘柄の中でも、
配当で5%を超える銘柄は
少ない。
配当率を考えれば、
今よりも更に下げるという
ことも考えにくい。
リスクは低くなり、
リターンがそれなりに
見込める水準。
今の株価で考えれば、
魅力的な銘柄といえる。
まぁ、もちろん自己判断で。