決算発表シーズン。
個別銘柄の選別が続くが、
今までとは少し方向性が変わってきた。
それは、SNSなどを展開する
企業の成長鈍化。
流れが変わりそうだ。
SNSをおさらい
SNSとは、ソーシャル・ネットワーク
サービスの略。
まぁ、簡単に言えばネットを利用して
利用者同士でつながるサービス。
大まかなビジネスで言えば、
C to C(消費者対消費者)の
サービスを提供し、人が集まる
ところに広告を出すというもの。
もちろんそこから派生した
様々なビジネスを展開するが、
メインはやはり利用者数。
インターネットを通じた展開の
特徴は、広まるのが早いこと。
SNSなどは口コミ効果などもあり、
爆発的に普及する特徴を持つ。
SNSのサービスと聞いて、
どんなサービスを思い浮かべるだろうか。
代表格はFacebook。
そして、ツイッター。
ちなみに、Facebookは
ツイッター社を買収して
傘下に収めている。
そして、インスタグラムや
LINEなども、SNSとなる。
少し前になれば、
mixiなどもSNSだ。
どのSNSも、基本利用料が
無料となっており、その中に
広告を出す等で収益を上げている。
利用者数が最大の命綱
利用者数の数が、そのまま広告を
出す際のリーチできる数となる。
つまり、同じSNSでも小さい
(利用者が少ない)サービスは、
地方情報誌としてイメージする。
大きい(利用者の多い)SNSの
サービスは、新聞や折込チラシを
飛び越え、テレビCMなども凌駕する。
利用者数=リーチ可能数で、
そのままメディアの力となり、
そのまま広告収益力に直結する。
まさに命綱。
そして、この命綱に異変が起きている。
ツイッター社の決算発表が行われ、
赤字から黒字に転換はしたものの、
偽アカ対策で大きく削除され
アカウント数は前年同期比で100万減った。
Facebookもつい先日の決算発表で
上場来初の利用者減少を発表。
この2社とも増収増益だったにも
かかわらず、株価は20%以上下げた。
そして、国内では断トツのLINE。
こちらも、アカウント数は減少に転じた。
といっても、世界で見ればまだ増加。
国内アカウントが頭打ち、そこから
減少に転じているという。
SNSの流行り廃りは早い?
過去に一大ブームを起こした
mixiを覚えているだろうか。
今ではやっている人を
探すほうが難しいくらいに廃れた。
(まだやっている方、申し訳ない)
ツイッターやFacebookなどに
取って代わられたような感じ。
そして現在、LINEもInstagramに
取って代わられようとしているらしい。
某テレビ番組でも、若いタレントさんが
「若い子はもうLINEを使わない」
などと言っていた。
SNSと総称されるサービスは
しばらくは存在価値を残す
だろうが、個別のサービスは
変化していくだろう。
そう思うと、SNSを生業とする
企業への投資には、「期間」に
十分に注意する必要がある。
株価が上昇するのも早いが、
下落するのも早い。
逆に言えば、売りから入れる
信用取引などの知識があれば、
この流れを掴んで利益を
出すことも出来る。
もちろん、投資判断は
自己責任で。