消費増税まであと数日に迫る。
前々から言われていることだが、
消費悪化が始まると。
さて、どの程度の悪化が
始まるのか。
本当に消費悪化が進むのか。
消費増税いよいよ
10月1日から、消費税が
8%から10%に引き上げられる。
今までも消費税が引き上げられた
時点で消費悪化が囁かれていた。
税金が上がることは、心理的には
やはり面白くはない。
8%の時点で購入しておこうと
思う、いわゆる駆け込み需要が
旺盛であればあるほど消費の
落ち込みが激しくなる。
様々なニュースを見ていると、
家電などでは駆け込み需要が
旺盛な様子だ。
だが、一方で自動車などの
業界では駆け込み需要が
あまり見られないという。
さらに、生活必需品に
対しては軽減税率が適用
されるとあって、駆け込みは
見られない。
心理的に二桁の消費税は
消費悪化につながるという
意見が多い中で、果たして
消費悪化はどの程度進むのか。
消費税増税による影響
今まで、消費税増税のたびに
言われている消費悪化懸念。
確かに全く無いとは言えない。
100万円の自動車を買うとき、
8万円の税金か10万円の税金か。
購入する日がたった1日違うだけで、
余計に2万円を支払わなければ
ならないと思えば、確かに
気持ちがぐらつく。
だが、あくまで100万円の自動車が
必要とする人に関しての話だ。
前述したとおり、家電は駆け込み需要が
ある様子。
だが、家電に関してはリサイクル関連の
補助金などを利用して購入した
ケースから、ちょうど買い替え需要が
重なった時期らしい。
どっちみち近々で買い替える予定が
あるのであれば、安いほうがいいと
思うのは当たり前。
だが、自動車などはそもそも買い替えの
サイクルにはのっかっていない。
なので、買い替えの需要も
そこまで大きくはなく、
駆け込みの需要も少ない。
そう考えれば、消費増税の
影響はまったくないとは
言えないが、そこまで気に
するようなものでもなさそうである。
消費者側よりも販売者側
消費側に関しては、軽減税率や
電子マネー等の還元策で
消費増税を負担と思わせない施策が
いくつか同時進行する。
この恩恵となるかどうかは不明だが、
消費者に関してはそこまでの
消費悪化は無いのではないかという
意見が多い。
だが、困っているのは小売側の対応。
軽減税率に対応するための
レジ等が、未だに完了していない。
本当は軽減税率を考えて商品ごと、
もしくは販売場所ごとに税率を
変えないといけない。
だが、消費者にわかりにくいという
理由で、価格を据え置く事業者も多い。
つまり、事業者が増税分を負担する
という格好だ。
そんな事業者もいれば、ちゃんと
軽減税率を加味した販売を行う
事業者もいる。
まぁ、はっきり言って事業者の
負担は大きい。
これを機に商売を辞めるという
声もあれば、大きく商売の内容を
転換するという事業者も多いのだとか。
今回の増税は、消費者にはそこまでの
悪ではないように見えるが、
事業者にとっては良くない様子だ。
なにはともあれ、増税まであと数日。
この影響が表に出てくるのは、
そう遠い話ではない。
事業者、頑張れ!