シリコンウェハ需要が逼迫。何だそれ?と思った人は覚えておこう

「第4次産業革命」の根幹を担う
半導体用シリコンウェハの
需給が逼迫している、というニュースから。

そもそも、シリコンウェハって?
それ以前に、半導体って?
第4次産業革命???

今日はここらへんの解説。

第4次産業革命

まずはこの言葉から。
第4次、ということは、
1〜3もあるということ。

第1次は、18世紀ごろの話。
蒸気機関車が開発されたことが
産業界に大きな変革をもたらした。

今まで人の手でやっていた
様々な仕事が、蒸気の力を
利用することで自動化出来たのだ。

いわゆる「機械化」で、
ここをきっかけに様々な
機械が生み出されることになる。

第2次は、20世紀前半。
電気エネルギーが活用され
始めたこと。

それ以前は蒸気の力だったが、
蒸気を発生させるためには
多くの石炭を燃やす必要があった。

機関車で石炭をくべている
映像がなんとなく想像できる。

それが、今度は電気という
エネルギーを使い始めたことで、
人手以外の効率が格段にアップ。

機械を動かすために電気を
使えるので、機械の稼働率を
大幅に上げることが出来た。

以降、電気は様々な分野で
有効に活用されている。

次は第3次、20世紀後半。
今まで人間の手で
「次はこれ、その次はあれ」
と機械などのスイッチを
入り切りしていた。

それを、コンピューターと呼ばれる
指示系プログラムが開発され、
正確に、そしてずっと機械を
稼働させることが可能となる。

機械化→大量生産→自動化。
この流れで、とうとう第4次が
登場するわけである。

いわゆるAIの世界。
人工知能などが自分の意思で
機械を動かしたり止めたりする。

「自律化」と表現しているサイトが
あったが、まさにそんなイメージ。

半導体ってなぁに?

さて、今度は半導体。
耳にすることはたまにある。

では、子供から「半導体って
なぁに?」と聞かれたら
応えることが出来るだろうか。

私はこう説明する。

「半分の導体のこと。
で、導体ってのは、電気めっちゃ
流す金属とかのこと」

「つまり、電気を半分だけ
通すような金属をイメージ
すればほぼ正解!」と。

モノでイメージすれば、
緑色っぽい基盤。
正確ではないが、そう思えばOK。

シリコンウェハ

さて、これは聞き慣れないかも。
実物を生で見たことのある人も
そうそういないだろう。

実はこのシリコンウェア、
日常の様々な電子部品に
使用されている。

知らないうちに使われており、
知らないうちに我々は
恩恵を受けている。

半導体を製造するためには、
シリコンウェアが必要

電子備品を作成するなら、
半導体が必要、という関係。

ちなみに、シリコンウェハの
代表的な企業をみてみよう。

シリコンウェハの2大巨頭

世界で見ても、実は日本企業だけで
50%以上のシェアを持つ。

業界1位は信越化学(正確には
信越化学の子会社)。

業界2位は、SUMCO。
どちらも上場しており、
どちらも業績は好調だ。

この2社で、世界の50%以上の
シェアをもっているという。

今後はまずますAI化が進み、
AIには半導体が必須。

その半導体を作るためには
シリコンウェハが必要、というわけ。

半導体関連、といえば
真っ先にこの2社がでてくる。

投資するも良し、傍観するのも良し。
株が好きな人には、実は
相当有名な2社と思ってていいだろう。

 

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