会社の中で行われる選挙が効果を発揮!

「選挙」と聞けば、
先日行われた衆議院総選挙を
イメージする方が多い。

中には、AKBの総選挙を
イメージする方もいるだろう。

そして、今回は会社内で
選挙を行う、という記事をご紹介。

どんな会社?

メガネ業界3位の会社で、
OWNDAYS(オンデーズ)という会社。

昨年あたりに、テレビ番組で
取り上げられていた会社。

概要が以下の通り。

業績がすこぶる悪く、
倒産の危機に瀕していた会社の
代表に就任した人がいた。

立て直しに躍起になり、
強いリーダーシップを
発揮したつもりだった。

ところが現場からは
「現場を分かっていない」
「机上の空論」
などと社内で批判される。

そこでとった施策が、
人事権を代表が持つのではなく
社員全員が人事権をもつこと。

そのやり方が選挙だった。
エリアマネージャーに立候補
する人間は、普通の選挙と同様に
公約をかかげる。

投票権は部下が持つので、
部下のことを考えた公約に
しなければならない。

「手間の多いマニュアル作業の廃止」や、
「業績に応じた賞与アップ」など。

実現するかどうはおいといて、
自分が選ぶ政策や上司が
そのまま社内人事となる。

社内選挙の効果

これが理由かどうかは定かでは
ないが、業績は急回復。

そして、50%を越えていた
離職率は5%まで低下したという。

やる気のある人間が
エリアマネージャーになるので、
結果にもつながりやすい。

代表者が自分のもつ人事権を
離すことは勇気のいること。

この社長さんの判断には
尊敬する。

そういえば、知人の会社で
社長を社内選挙で選ぶ、
という会社もあった。

さすがに社長を選ぶとなれば、
現社長に投票しないとまずいかなと
変な思惑も働くっぽいが。

AKBの総選挙も考えてみよう

企業内の選挙の有効性は
ありそうな気がする。

では、既に周知の事実と
なりつつある、AKB総選挙は
どんな思惑だろうか。

まぁ、単純に売上アップの
戦略といえばそれまでだが。

売上アップという分かりやすい
戦略だと分かっていても、
それに乗っかる層がいる。

今までは、熱意ある支持層は
推しメンと呼ばれる人間の
グッズ購入やコンサート来場など、
お金を使う場面が限られていた。

ところが、推しメンのために
際限なくお金を使える仕組みが
登場した。

そしてテレビ番組まで
ブッキングするなど、
存在感を増している。

選挙を商売に

会社内の選挙もAKBの選挙も、
お金の匂いがプンプンする。

公共的なイメージの強い
「選挙」を取り入れることで、
クリーンなイメージ展開もあるだろう。

公平性の保たれる選挙であれば、
その後の文句があまり出ない。

本当は、すべての段階に
選挙を取り入れれば
面白い社会が実現するだろう。

自分の子供の担任を選挙で
選んだり、役所の担当者を
選挙で選んだり。

選ぶ側にも思惑が交錯するが、
決して悪い気はしない。
自分が選んだ、と思えるのだから。

ネットを活用した
簡易な選挙システムの提供を
手がける会社もある。

もっと「選挙」という
手法を身近に活用しても
いいのではないだろうか。

 

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