世界最古のポルシェ、競売で入札ならず?

車マニアにはたまらない、
様々な車種が売られる
カーオークション。

特にレアで高額な車が
扱われるオークションで、
なんとも不思議なことが。

車オークションの世界

最近では、街の車屋さんに
中古車の購入を相談すると、
オークションで代行して
買ってくれたりする。

車屋は在庫をもつ必要がなく、
消費者側は実際の競りの状況を
見ながら、車の価値を見ることができる。

中古車といえどもそれなりに
価格はするので、購入側から
すればボッタクられる心配がない。

オークションを展開する会社は
上場しているが・・・
まぁ、その話題は今日は割愛する。

今日の話題は、そんなオークションの
中でも、少し特殊な高級車専門の
オークション。

しかも、F1マシンやビンテージものの
車など、レア車を取り扱う
オークションでの一幕。

目玉は最古のポルシェ

ポルシェと聞くと、高級車という
イメージがあるだろう。

そのイメージ通りというか、
ポルシェは他の車に比べて高い。

ちょっとした雑学だが、ポルシェは
ドイツの自動車メーカー。

そして、フォルクスワーゲングループの
一角を担う会社。
フォルクスワーゲンの子会社とは
少し驚きだ。

しかし、歴史的な流れはもっと
面白いことになっていた。

2000年を過ぎたあたりから、
ポルシェは他社をどんどん
買収していた。M&Aだ。

そして、ポルシェがフォルクスワーゲンの
株式を買い増していた。

つまり、ポルシェの子会社に
フォルクスワーゲンがくるような
流れで進んでいた。

ところが、ポルシェの経営不振に
より、逆にフォルクスワーゲンが
ポルシェを買収し、傘下に収めた。

買収しに向かった会社が、逆に
買収される。

M&Aの世界では、買収を防ぐために
買収し返すという手法がある。
パックマンディフェンスというやつだ。

敵対的ではないので該当はしないが、
まさにパックマンディフェンスと
思うような展開だ。

そんな歴史あるポルシェが作った、
最古の自動車が出品された。

レア車のオークション

車マニアの間では、古ぼけた
車に数千万、時には数億という
金額で買う方々が存在する。

そんなレア車の競売で、最古の
ポルシェの登場には車マニアの
注目を集めた。

数千万〜数億という価格帯の
レア車オークションだが、最古の
ポルシェは20億円程度と推測
されていた。

いざオークションが開催すると、
価格は30億、40億と価格が
釣り上がり、70億も突破。

誰が買うのかは別として、
車史上で最も高額な価格として
注目を浴びていた。

ところが、オークションの終盤に
突然ストップ。
その理由は、オークション運営側の
価格表示ミスだった。

3000万ドル、英語で言えば
サーティンミリオン。

ところが、実は「サーティン」では
なく「サーティーン」、1300万ドル
だったのだ。

発音の問題だが、実際には13億を
30億、17億を70億と聞き間違え、
そのまま表示していたという。

それに気づいた運営側は
オークションを中断。

結果、そのまま流れて終了という
なんともお粗末な結果に。

それにしても、車1台が17億円。
宝くじ1等が当選しても買えない。

まぁ、どこかで話のネタにでも
してもらえれば。

 

こんな記事も読まれています

人気の学習カリキュラム

教えて編集長!投資に関する疑問にお答えします
  • 無料会員受付中入会費ゼロ年会費ゼロいますぐ登録
  • 12ヶ月ベーシック会員なら9800円で1960円OFF

マネヤックセミナー情報はこちら

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です