政治の安定は株価上昇のカギ?今日は内閣改造の日。

本日は、内閣改造の日です。
ぶっちゃけ、「で?」と
思う人も多いハズ。

しかし、株価などとの
関連性が全くないわけではない。

政治とカネ、というか株価。
しばし見てみよう。

政治が安定すれば株は上昇

日本に限らず、世界の株式市場は
その国の政治を反映する。

どういうことか。
それはズバリ、安心するかどうか。

例を挙げてみよう。
例えば、あなたが投資家で、
どこかの企業の株を買うとしよう。

A社とB社は業績好調、
株価も堅調に推移。

どちらを買おうか迷ったとしよう。
A社は経営者が昔から同じで変わらず、
B社は毎年のように経営者が代わり、
今年も変わるらしい。

A社の方は、今までの経営手腕を
今後も変わりなく発揮して
くれそうだと思う。

B社は、誰が新しい経営者になるのか
分からないが、ちゃんと経営出来るの?
と不安を感じずにはいられない。

あくまで心理的なものだが、
やはりA社を選ぶ場合が多い。

そして、「国」も一つの巨大な
企業として考えてみよう。

株式会社「国」の社長が
ころころ変わるのは、やはり怖い。

安定して慣れた社長がいれば、
今までの経験からいい方向に
導いてくれるだろうと思ってしまう。

社内のゴタゴタがあったとしても、
社長が交代するのではない。

取締役を、今の時代に合った
人間に入れ替えることで、今まで以上に
業績を良くしようと考えている。

なるほど、社長の人事手腕も
なかなかだな。と思ってしまう。

もちろん、結果はどうなるか
分からないが、少なくとも安心する
材料とはなる。

安心するのは外国人

日本の株式市場は、取引の
大きな部分を外国人投資家が占める。

外国人からすれば、日本の政治が
安定するかどうかで、
日本という国全体を買うかどうかの
判断材料のひとつとなる。

今までもそうだった。
政権をとったことのない
民主党が初めて政権を奪った日。

つまり、社内で社長をしたことが
ない人が、社長に就任した。

おいおい、大丈夫なのか。
経営なんてできるのか?

海外投資家の目は冷たかった。
事実、民主党が政権をとった
ときは、株価が下落した。

自民党が政権を取り返した。
つまり、前に社長をやっていた
経験者が、再度社長に就任した。

お、企業の立て直しに動いたか。
まぁ、経験者だしな。
なんとかしてくれるだろう。

そんな思惑からか、株価は上昇。
外国人投資家も、安心するかどうか
で日本の株を買うのだ。

社長が変わると株価は下がる?

では、近い国を見てみよう。
お隣韓国では、前大統領の失脚で
新しい大統領が就任。

さて、韓国の株価は上昇したのか
下落したのか。

正解は、上昇した。
政治的な混乱から、新大統領の
就任で落ち着くと判断された。

アメリカで、お騒がせの大統領が
就任した。

株価は上昇したのか、下落したのか。
御存知の通り、アメリカの株価は
大きく上昇した。

お騒がせ大統領なのに?
大統領経験者でもないのに?

アメリカの大統領は、
実際の会社の経営者。
しかも、大きな個人資産を築ける
ほどの経験者。

政治と企業経営は全く違うと
いう人は多いが、同じだと
思っている人が多いからこそ
株価の大きな上昇に繋がったのだろう。

内閣改造はいいの?わるいの?

結論からいえば、いい話。
社長交代ではなく、
経営陣の刷新。

問題は、ちゃんとした人事を
「滞りなく」行えるかどうか。

社長から、「この分野を責任を持って
やってくれ」と言われ、「分かりました、
頑張ります」と了解してくれた人が
取締役に就く。

新しい取締役がどんな人物かも
気になるところだが、社長が決めた
のなら大丈夫だろうと思ってしまう。

これが例えば、社長の打診にも
応じてくれず、取締役が決まらない、
という報道が出たとしよう。

おいおい、人手不足なのかい?
その会社、大丈夫なのかい?
と思ってしまう。

そうならなければ、
ひとまずは安心するだろう。

今回の人事も、同じこと。
海外投資家からすれば、
新しく大臣に就任する人が
どんな人なのかまでは分からない。

しかし、予定通りのスケジュールで
新しい人事が決まったとなれば、
安心材料として見られる。

株価の上昇のきっかけに
なる可能性が高い。

さて、今回の人事で
株価はどう動くのか。

 

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