【業界ビジネスモデル】あなたはマンガを何で読みますか?マンガ業界を追跡

マンガ。日本伝統の文化の一つ。
若い頃は、様々なマンガの単行本を
集めた記憶がある。

その数年後、マンガ喫茶という
なんとも魅力的な業種が誕生した。
コーヒー一杯の料金でマンガ読み放題。

そして今では、スマホでマンガが読める。
コンテンツは変わらないが、
提供のされ方が多様化している。

そもそも、マンガ業界は儲かっているのか。
今日はそこらへん。

書籍売上は減少傾向だが・・・

マンガ業界は、約4,000億円程度の市場と
言われている。

しかし、スマホの爆発的な普及とともに、
単行本などの売上は年々減少している。

とはいうものの、マンガ業界全体が減少
しているわけではない。

そう、スマホアプリ等での電子提供の
売上が増加しており、減少している
紙の売上と合算すれば、業界全体では
増加しているのだ。

マンガアプリのビジネスモデル

スマホでマンガアプリを利用している方は
よくご存知だろう。

ある程度までは、無料で閲覧出来る。
続編なども、1週間ごとに公開されるなど
無料で使い続けてもある程度は楽しめる。

しかし、その場ですぐに続編を見たいなどの
要望には、「お金払えば見れるよ」という
課金サービス。

「お金にモノを言わす」モデルで、
テーマパークなどのファストパスなどを
彷彿させる。

これだけではなく、スマホ上で人気化した
マンガのグッズ販売やイベント開催などでも
収益を確保している。

ビジネスモデル全体でいえば、
ゲームアプリなどと同様で最初は無料、
途中から有料という今では一般的ともいえる
ビジネスモデルとなっている。

どんなものが人気?

ある資料によれば、2017年3月末時点での
ダウンロード数の一番多いアプリは
「LINEマンガ」で、全体の26%程度を占める。

そして第2位は「Comico」で、
僅差で全体の25%を占める。

少し調べてみると、LINEマンガは
その名前の通り、LINEを提供する
LINE株式会社」が提供しており、

ComicoはNHN Comico株式会社
という会社が提供している。

そして、そのルーツを辿ると
2つとも韓国のIT企業である
ネイバーの子会社だという。

ネイバーといえば、「NEVERまとめ」
サイトが有名なところ。

つまり、日本のスマホのマンガ市場は
韓国企業によってもたらされたということ。

マンガ市場の今後

コンテンツ自体の量も、提供側(作者など)が
ウェブ上で簡単に提供出来るような環境が
整ってきた。

コンテンツ量が増えれば、必然的に
人気コンテンツが生まれ、業界全体は
日の目をみることになる。

提供方法も、紙の減少は続くにしても
スマホなどからの提供が増加するので、
市場自体はまだまだ成長しそう。

米国のマンガ市場は既に1兆6,000億円程度
らしいので、まだまだ拡大の余地はありそうだ。

マンガ提供を「何で」して、その収益を
「どこから」「どうやって」取るかで
企業の勝ち組・負け組が決まる。

とはいえ、市場全体が成長する分野の一つとして
頭の片隅にはいれておきたい。

 

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