パチンコ店、倒産件数2.7倍。パチンコ業界の未来は明るくない。

月末で様々なニュースが
ある中で、今回はパチンコ店。

個人的には、バイトの時給が高く、
儲かっていそうなイメージがある。

ところが、実は厳しい
経営環境に陥っている。
そのワケとは・・・

日本の文化とも言われるパチンコ業界

パチンコ屋、と聞いて
知らない人はいない。

入ったことはなくても、
見かけたことがない人はいない。

ものの見事に生活に
溶け込んでいる。

とはいいながらも、所詮は
ギャンブル。良いイメージは
あまり持たれない。

パチンコで借金を作って
身を滅ぼす、なんて話は
聞き慣れたようなもの。

今の日本で話題になっている
もののひとつ、カジノ法案。

その話が出るたびに、
パチンコ屋のグレーさが
クローズアップされる。

日本の法律では、公営ギャンブルと
して認められているのは
競馬や競輪、競艇など。

パチンコは認められていない。
なので、「モヤ」と呼ばれる
換金システムを持ち、法律から
逃れている。

そして、それがまかり通っている
という、おかしな立ち位置の
商売である。

厳しい経営環境の原因は?

お金の質は別として、
なんとなく儲かってそう。

しかし、実はそこまででもない。
むしろ悪化しているので、
倒産件数が増加しているのだ。

その原因は、国の出玉規制。
簡単に言えば、大当たり
した際に儲かる金額が減った。

今までは、パチンコやスロットで
勝つときは10万円や20万円も
普通にあったという。

それが今では、最高でも10万円
以内になるなど、射幸性を
抑えたモデルに切り替わっている。

もともとのパチンコ屋の収益モデルは
ギャンブル大好き層。

大好きにもかかわらず、今までのような
大勝ちができなくなってくれば、
面白みも減り、パチンコ屋に
行かなくなるという。

客足が遠のくパチンコ屋は、
なんとか集客をと、高い広告費を
支払ってテレビCMなども展開。

それでも客足は戻らず、
まさに悪循環のスパイラルに
入っている。

資金力の乏しい地元運営の
弱小パチンコ屋は、資金力の
豊富な全国チェーン店には勝てず、
倒産に追い込まれる、というワケ。

国が意図するところは?

国の表向きな規制理由は、
ギャンブル依存症を少しでも
減らしていくため、としている。

しかし、それを理由にするのであれば、
競馬や競輪の馬券や車券の
購入金額に制限をかけるべき。

つまり、本来の目的は
ギャンブル依存症の減少ではない。
全く別の意図を持っている。

もちろん、確たる証拠がある
話ではないので、あしからず。

個人的な意見としては、
増えすぎたパチンコホールを
わざと経営不振に陥らせて、
絶対数の削減にうごいているようにみえる。

そうすることで、国としては
ギャンブル依存症対策も行っています、
だからカジノもちゃんと対策とれますよ、
というイメージ戦略ではないだろうか。

この推理が当たっているかどうかは
さておき、パチンコ店も厳しい、
そして、パチンコ屋に遊技台を
販売する企業も明るくない。

業界の再編が行われそうな
業種であると認識しておこう。

 

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