レゴランドが4月から名古屋にて開園した。
今日は、レゴランドを含むテーマパークについて。
そもそも、テーマパークと遊園地の違いは、
ある特定のテーマに沿って運営されるかどうかで、
単にアトラクションを集めた施設は「遊園地」に
属するらしい。
今日の記事でご紹介するのは、
夢の国、ディズニーランド。
ハリウッド映画系のユニバーサルスタジオジャパン。
長崎のハウステンボス。
三重県の志摩スペイン村、パルケエスパーニャ。
東京のキティちゃん、サンリオピューロランド。
上記5施設とレゴランドを比較してみよう。
入場料(大人、パスポート料金)
ディズニーランド・・・・・・・・・・7,400円
ユニバーサル・スタジオ・ジャパン・・7,600円
ハウステンボス・・・・・・・・・・・6,900円
パルケエスパーニャ・・・・・・・・・5,300円
サンリオピューロランド・・・・・・・3,700円
レゴランド・・・・・・・・・・・・・6,900円
レゴランドは、上位陣のテーマパークと
同様の価格帯に設定されている。
ネット上では「強気」と言われているが・・・。
入場者数(年間、ネット上での発表を元に集計)
ディズニーランド・・・・・・・・・・・約1,700万人
ユニバーサル・スタジオ・ジャパン・・・約1,400万人
ハウステンボス・・・・・・・・・・・・約310万人
パルケエスパーニャ・・・・・・・・・・約140万人
サンリオピューロランド・・・・・・・・約158万人
レゴランド・・・・・・・・・・・・・・今から!
入場者数を見れば、ディズニーランドと
USJが2大テーマパークという位置づけなのが分かる。
レゴランドはどこらへんに食い込んでくるのか。
広さ
ディズニーランド・・・・・・・・・・約51ヘクタール(東京ドーム約11個分)
ユニバーサル・スタジオ・ジャパン・・約39ヘクタール(東京ドーム約8個分)
ハウステンボス・・・・・・・・・・・約152ヘクタール(東京ドーム33個分)
パルケエスパーニャ・・・・・・・・・約34ヘクタール(東京ドーム7個分)
サンリオピューロランド・・・・・・・約4.6ヘクタール(東京ドーム1個分)
レゴランド・・・・・・・・・・・・・約13ヘクタール(東京ドーム2.5個分)
ハウステンボスが大きいが、庭園の面積が広いため。
それを除外すると、レゴランドは
上位テーマパークと比べると少し狭い感覚。
テーマパークという業種
どんなテーマパークでも、施設を建造する総工費が
先にかかるので、先行投資の金額が大きくなる。
レゴランドも、総工費が300億円前後と、
決して小さくはない。
娯楽施設なので、不況感が漂うときは
消費者の節約志向が高くなるため、
入場者数は減り、収益も悪化する。
テーマパーク経営の各社動向
ディズニーランドやディズニーシーは、
オリエンタルランド(4661)が、運営。
上場企業として頑張っている。
ユニバーサル・スタジオ・ジャパンは
株式会社ユー・エス・ジェイが運営。
開園時は上場していたが、
経営悪化で一旦は投資会社に身売りし、上場を廃止している。
収益改善が進む中、再上場の話が出てきている。
ハウステンボスは
開園以来赤字を垂れ流していた経緯から、
旅行業のHIS(9603)に売り渡し、再建。現在は黒字経営。
パルケエスパーニャは
近畿日本鉄道(9041)の子会社である
「近鉄レジャー・サービス株式会社」が運営。
サンリオピューロランドは、
キティちゃんを扱うサンリオ(8136)が運営。
会社売上の1割を、テーマパーク事業で担っている。
レゴランドは、レゴランドジャパンという会社が経営するが、
親会社はレゴの大元であるデンマークのレゴ社である。
まとめ
消費者としては、たまの休みに家族で出かける
先の選択肢として、楽しみたいと思う場所。
企業としては、収益を考えて
儲けを出すための場所。
どこの会社がどんな思惑で運営し、
今後はどうなっていくのか。
各テーマパークの現状を知ることで、
別の視点からもテーマパークを楽しめると思いますよ。