IMFの世界経済見通しレポート、日本は低い成長率

IMF(国際通貨基金)が発表する
「世界経済見通し」というものがある。

毎月公表されており、各国の
成長率も公表されている。

この公表されている数字を見ると、
日本はすこぶる悪い。

IMFって?

あまり難しい話にならないよう、
簡単に説明しよう。

IMFとは「国際通貨基金」の
略称で、世界的な機関。

世界の銀行のような位置づけで、
各国が出資することで成り立っている。

どこかの国が財政破綻しそうに
なったら、この機関が助ける。

設立の目的は、金融危機の回避。
どこかの国が金融問題に
直面した際に、火種を消すため。

そのままにしておき、その国の
金融問題が大きく発展すれば、
世界経済へ影響する。

そんな問題を回避するために
設立された、いわゆる世界の
「保険」的な機関だと思えばいい。

各国の出資により成り立って
いるが、その出資比率は
各国によって違う。

ちなみに、日本の出資比率は
アメリカに次ぐ2位。

そして、毎度緊急事態が
あるわけではないので、
日々は世界を見渡す機関として
情報提供をしていたりする。

そんなIMFが毎月公表している
指標で、「世界経済見通し」
なるものが存在している。

世界の見通しは明るい?

世界全体の成長率は、3.9%と
公表されている。

イマイチぴんとこないが、
昨年の年収が500万の人が
519.5万円の収入になるようなもの。

これを大きいとみるか小さいとみるかは
人それぞれだろう。

だが、この世界経済成長率は
各国の平均値。

この値よりも高ければ成長率が
高いとみる。

逆に、これよりも低ければ
成長率は低いとみる。

そして、最新の公表値で
日本の値は、なんと1.0%。

先進国の中で最低の数字だった。
これは、なんとも残念な数字。

ちなみに、4月の時点では
1.2%だった。

つまり、成長率が下がっている。
日本の成長はどんどん鈍化している、
ということになる。

あくまでIMFの見立て

この数字を算出しているIMFによる、
あくまで客観的な数字。

とはいうものの、根拠もなく
こんな数字を算出しているわけではない。

成長鈍化の理由として、日本国内での
民間消費と投資が水準を下回った、
ということらしい。

そもそも、水準ってなんだよ!
と突っ込みたくもなるが、
世界を見渡す人たちが言っているので
大きく間違ってもいない。

我々としては、この数字をいかに
真摯に受け止め、これを踏まえて
どうするかを考えないといけない。

極端な話だが、日本を捨てて
外国に移住する、という選択肢も。

投資をするにしても、日本ではなく、
別の国に投資をすることも
検討していい。

成長著しい、いわゆる「勝ち馬」に
乗ることは必要なこと。

この数字を見れば、日本という国は
お世辞にも勝ち馬とは言えない。

まぁ、一つの指標として
知っておこう。

 

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