原油価格が復活気味。仮想通貨も復活気味。何に影響する?

原油の価格の指標である
WTI原油先物の価格が上昇中。

そして、仮想通貨の代表格である
Bitcoinも上昇中。

これは一体、何を意味するのか。

WTI原油価格の動き

原油価格、我々の私生活で
考えれば、ガソリン価格。

これが、昨年の10月〜12月の
間で急落していた。

1バレル70ドル程度で
価格推移していたのが、約2ヶ月で
40ドル近くまで下げた。

要因はいろいろと言われているが、
簡単に言えば供給は変わらず
需要が減ることが予想されていた。

ところがここ1〜2ヶ月では、
顕著に回復している。

直近では60ドル程度まで値を戻して
おり、どこまで上昇するかという感じ。

同じような原理で考えれば、
供給が減り、需要が増加。

在庫不足の品薄状態になっているが
欲しいという人が増えている、
そんな状況だ。

そして、仮想通貨も上昇。
一時期は200万程度まで
上がっていたBitcoin。

億り人という言葉まで生まれた
仮想通貨バブルは弾け、200万が
40万程度まで下落し、その価格を
維持していた。

ところが最近、急騰した。
約1.5倍くらいだが、60万近くまで
一気に上がった。

仮想通貨の冬が明けたと
書かれるくらいだ。

株ではない資産の上昇が示すもの

資産の代表格は、なんだかんだ言って
株式の保有だ。

だが、株式以外の資産、今回で言えば
原油であったり仮想通貨であったり。

そういったものの価格が上昇するという
ことは、どんな意味があるのだろうか。

上がるということは、その資産を
誰かが買っているわけで。

買っているということは、
そこにお金が使われているわけで。

そのお金の出処は?と言えば、
預貯金というよりも、投資資産。

投資家が、既に何かに投資している
ものを売却し、新しい資産の購入資金に
充てている。

つまり、今まで保有していた投資資産を
売却、つまり値を下げているということ。

その原理原則で言えば、何かの
資産の価格が下がっていることになる。

代表的な株の価格は、上がり下がりは
あるものの顕著に下げているという
ほどではない。

その他、目立った下げがあるような
ものもない。

ここで考えられることは2つ。
預貯金から出てきた資金か、もしくは
存在しない資金での買いなのか。

預貯金から出てきているのであれば、
投資家心理としてリスクを取っていこう
という姿勢の現れ。

つまり、今の世の中全体の動きで
大きく値下がりするリスクが少ないと
判断し、安全資産からリスク資産へ
移動させたということ。

これが要因なら、今後しばらくは
何を買っても上がる、強気の相場に
なるだろう。

もうひとつ、存在しない資金での
買いがあるという考え方。

これは、いわゆる信用取引と
呼ばれる部類。

お金を借りて、その借りた資金で
対象の資産を購入し、値上がり
したところで売却して利益だけを
得る方法である。

これに関しても、当然ながら
リスクを背負うことになるが、
そのリスクを取ってでも買うという
行動と見れる。

つまり、投資家心理がリスクを
取る、つまり今後上がると
思っている人が増えたということだ。

どちらにしても、目先の上昇は
株を含む資産の上昇を助けるというか
裏付けとなるもの。

しかし、あくまで「目先」。
確固とした裏付けがあって
上昇しているというほどではなく、
期待での上昇。

何かマイナス要因があれば
一気に売り込まれるだろう。

底堅いとは言えないが、
投資意欲が上向いてきた、
と判断すべきだろう。

まぁ、偉そうに書いてはいるが、
あくまで個人的な意見。

もちろん、投資判断は
自己責任で。

 

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