今度は損害保険料が値上げ。なんで?どのくらい?いつから?

「火災保険、値上げへ」
今日はこの記事から。

なんでもかんでも値上げしていく
この世の中で、次は火災保険。

さて、値上げの理由は?
一体どのくらい上がるの?
そしていつから?

火災保険とは?おさらい

まずは火災保険というものの
おさらいをしてみよう。

意外と、火災保険と聞いて
「火事になったときの保険」
と思う方が多い。

間違ってはいないが、一般的に
火災保険の適用範囲は広い。

落雷や風害、水害なども
保険適用になる場合が多く、
知らない人も多い。

よく地震には対応していない、
という話を聞く。

これは、地震に起因する火災等は、
別途存在する地震保険の対象となり、
通常の火災保険に追加して加入
していないと補填されない。

詳細は省くが、火災を含むが
地震を含まない、自然災害全般に
対応しているのが火災保険。

火災保険は家や家財道具に
かけられるもので、それ以外では
自動車にかけられる自動車保険なども
損害保険の一部となる。

そして、その火災保険料の金額が
上がる、という話。

値上げの理由は?

ズバリ、自然災害による
保険金の支払いが増加したから。

まぁ、意味は分かるだろう。
しかし、ここにはひとつ
納得し難い存在がある。

保険会社各社で作られる
損害保険料率算出機構という存在。

そこでは、損害保険料率の
算出の根拠となる参考純率という
ものを決定するところ。

今回は、この参考純率が
5.5%上げられる。

しかし、この参考純率の
算出の過程では、現在の
震災等での支払い実績に
あるものを加味して計算される。

それは、保険会社による支払い余力。
それは別名「損害保険会社の利益」。

確かに、損保大手3社は軒並み、
前年度の経常利益を下回っている。

しかし、赤字ではない。
むしろ、十分な利益を稼いでいる。

それなのに、前年度に比べて
経常利益が減ったから、そして
災害が増えたから、という理由で
保険料が上げられる。

つまり、保険会社の利益を
保つために参考純率が決定されて
いるという、なんとも納得し難い
ものだったりするのである。

しかし、悪い話ばかりではない。
自動車保険などは、自動車の
安全性の向上から、保険料が
引き下げられたこともある。

適正に運用されているようであれば、
文句を言わずにすむのだが。

いつから上がるの?

具体的な時期はまだはっきり
しないが、保険各社では
来年度からの値上げで動いている。

ここで覚えていて欲しいのは、
現在契約している火災保険は
値上がりしない、ということ。

今後、新規で契約するものや、
更新時期がくるものに関しては
値上げが適用されることになる。

はっきりとした時期が決まれば、
おそらく駆け込み需要なども
あるだろう。

そう考えれば、損保各社の収益は
今期に比べて良くなることが
予想される。

駆け込み需要、そして想定を
下回る保険料支払い。

それらが噛み合えば、保険会社は
一言で言えば儲かることに。

業績アップ=株価のアップと
考えれば、投資先としての
旨味が出てくるかも。

もちろん、投資判断は
自己責任で。

 

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