日本を代表する大型連休
である、GWことゴールデンウィーク。
楽しみにしている人もいれば、
仕事にならねぇじゃん、と
嘆く人もいる。
さて、GW前後の株式市場は
どんな動きをするのか。
株式市場はやってるの?
そもそも、株の取引は出来るのか。
まぁ、結論から言えばカレンダー
通りで取引が可能。
今年は、5月の1日2日は平日と
なるので、そこは普通に株の
取引が可能となる。
ただし、一般的な値動きに関して
ご注意いただくことがある。
まずは、売買高の減少。
日本はもちろん、外国人投資家も
GWの間の売買はあまりしない。
投資家もバケーション、という
理由はもちろんある。
大きな理由は、数日間の
取引が出来ないということ。
投資家の心理で考えてみよう。
仮に5連休があったとする。
5連休の初日に地政学的リスク、
例えば北朝鮮がミサイルを
発射して戦争が勃発するなどが
起こったとしよう。
当然、先行き不安から保有株を
売りたくなるのが心理として
あるが、連休中は売れない。
もし仮にそんなことになれば、
5連休の残り4日間は、連休明けの
大暴落に怯えながら過ごすことになる。
それは嫌だよねー、という投資家が
多いので、連休前には株が売られる
という傾向にある。
もちろん、逆に好材料が出て
株価の上昇が見込める場合もある。
知っておいて欲しい大原則は、
株価上昇時は徐々に上がっていくが、
株価下落時は勢い良く下がる。
つまり、儲かる時は少しだが、
損する時は大きく損をする可能性が
あるということ。
ミドルリスク・ローリターン。
賢明な投資家は、投資を控える傾向にある。
ちなみに、年末年始なども
この傾向が見られることを覚えておこう。
じゃあGW前は売り?
一般論としては、「売り」。
いわゆる「様子見」という感じ。
もちろん、すべての年が下がる
というわけではない。
セオリーに反して上昇する年も
あった。
だが、間違いなく売買高は減少する。
取引量が減少する。取引参加者が減少する。
取引が活発に行わなければ、
株価の上昇は見込みにくい。
仮に上昇したとしても一過性の
上昇にしかならない傾向にある。
まぁ、あくまで統計上の話。
株式相場に絶対はない。
セオリーに反して、GW中の
好材料を予想し、買う人もいる。
まぁ、初心者は手を出さない
方がいい時期だろう。
戦略的に考えると・・・
一般論で言えば、GW前には
一旦保有株を売って手仕舞うという
傾向にあることは分かっていただけただろうか。
しかし、逆に言えば、みんなが
売る=株価が下がるので、
株が安い、ということ。
大原則は、安いときに買い、
高くなって売る。
そう考えれば、安くなる時期に
買っておく、という戦略も
有効な戦略といえる。
短期の値幅取りを狙う投資家は、
このような売買も戦略として
取り入れてもいいだろう。
某サイトでは、連休前に買って
連休後に売却した場合の勝率が
掲載されていた。
勝率、64%。
10年間、同じ取引を繰り返したら
6.4回は儲かる、ということ。
この確率をどう見るかは
人それぞれだが、投資家としては
GW前後の取引の参考として
頭に入れておこう。
もちろん、投資は自己責任。
自分の判断をするためにも、
情報として知っておこう。
楽しいGWを!