アメリカのeBayがシンガポールの通販会社から日本事業を買収

今回のニュースは、
とっても分かりづらい。

ニュースの内容と、
それに伴う日本国内の
影響をみてみよう。

まずはeBay(イーベイ)

アメリカの企業。
オークションサイトを世界的に
展開する、とっても大きい会社。

会社の売上は約1兆円弱あり、
従業員数も1万人を超える。

日本で言えば、Yahoo!オークション。
その、世界版だと思えばいい。

そして、シンガポールの
ジオシスグループ。

アジア各国(6カ国)で通販サイトを
展開しており、日本でも
「Qoo10(キューテン)」という
サイト名で展開している。

今回のニュースは、この2社間での
買収の話。

買収の背景

最初に登場した、オークション
サイトを展開するeBay。

実は今から約20年ほど前、
日本での展開を模索して
NECと合弁会社を作り、進出していた。

しかし、当時既にYahoo!オークションが
人気を博しており、思うように
会員が伸びなかった。

そして約3年弱で、日本から
撤退するという過去がある。

しかし、eBayは諦めていなかった。
というのも、eコマースの市場として
日本は世界3位の市場があったからだ。

eBayとしては、なんとか日本市場を
取り込んでいきたいという
野望というか、思惑があった。

なので、今回は日本国内で展開する
通販サイトを買収した、ということ。

もともと、eBayとジオシスグループは
仲が良かった。

ジオシスグループが日本国内で
展開する「Qoo10」は、ジオシスグループと
eBayが共同で設立したジオシス合同会社が
運営主体となっている。

間接的に日本への進出をしていた
eBayだったが、今回の買収で
日本国内でのオークションの
市場を狙う。

日本国内の影響は?

世界で一番大きいオークションサイトが
日本市場を狙ってくるだろう。

Yahoo!オークションが立ちはだかるが、
そこに食い込んでくるだろう。

Yahooとしては、キラーコンテンツの
オークションサイトに
強力なライバルが出現することになる。

以前、eBayが日本から撤退したことを
受けて、日本国内での独占を勝ち取り、
会員費用や手数料を取るビジネスになった。

大きな競合が無料などで展開すれば、
顧客が流れていくことは必至。

Yahoo!は大きな収益の柱を
失う可能性が出てくる。

消費者にとってみれば、
手数料などが取られない
オークションサイトが実現すれば、
メリットとなり得る。

さて、オークションという市場。
今後の変化にご注目。

 

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