長野県上田市に、
ドライブスルーで葬儀に参列
出来る葬儀場が完成した。
「ドライブスルー」は
様々な業種に使われる
手法だが、葬儀とは・・・
今日はそんなニュースから。
ドライブスルーに関してを
深掘りしてみよう。
ドライブスルーの歴史
ドライブスルーと聞いて真っ先に
思い浮かぶのは、おそらく
マクドナルドではないか。
しかし、ドライブスルーの歴史上
最初に展開し始めたのは、
東京の山本海苔店。
車に乗りながら海苔が
買える、というサービスが最初。
海苔がどうかはおいておいて、
消費者の「車を降りずに
買い物を済ませる」需要に
マッチしたサービスだった。
ここから、様々な業種において
ドライブスルーが導入されていく。
ファストフードはもちろん、
クリーニング店や薬局など、
可能と思われる業種には根付いていく。
変わり種の業種も続々と登場。
その一部をご紹介しておこう。
変わり種ドライブスルー
まずは、茨城県にある動物病院。
受付でドライブスルーが行われる。
まずはドライブスルーで受付をし、
ベルを受け取って時間を潰す。
ベルが鳴れば車のままで入れる
専用の入り口から診察を受け、
そのまま出ることが可能。
ペットの車の昇降は意外と大変で、
その苦労を削ったサービスといえよう。
次に、岐阜県の地銀、大垣共立銀行
によるATMのドライブスルー。
車で近づけば、ATMが幅寄せや
高さの調整をしてくれるので、
どんな車でも運転に自信のない
人でも利用が可能。
車社会で確かにあったら便利、
という需要を捉えたサービス。
次は、ドライブスルー公衆電話。
この携帯の時代に?と思うが、
設置自体は古く30年弱経過する。
携帯電話での通話よりも安い
という理由で、愛知県日進市に
未だに設置されているという。
そして、利用率も悪くないらしい。
なんとも現代に合っていないというか。
最後に紹介するのは、仏壇。
神奈川県小田原市にある仏壇屋で、
車1台が通れる道の両脇に様々な
仏壇や墓石が展示してある。
気になる仏壇があれば店員を
呼ぶことができ、そのまま購入も
可能なんだとか。
安いものだと10万円以内の
ものもあるので、きっと売れた
ことがあるんだと思う。
全国を見渡せばきっと他にも
いろいろあると思う。
しかし、今回の葬儀のってのは・・・
葬儀ドライブスルーの実態
今回のニュース記事によれば、
長野県の会社が特許を取った
サービスだとのこと。
葬儀館自体にドライブスルーを
受け付けれるスペースがあり、
参列者が車に乗ったまま香典を
渡してお焼香までできるという。
喪主はモニタで来場者を確認できる。
参列者は、香典渡し、芳名、焼香まで
を車に乗ったまま完結させれる。
足の悪い高齢者や、時間の無い
人には便利・・・なのか・・・
確かに、そんなに近くない人の
お通夜に参列する際には、わざわざ
館内に入ってお経を聞くのは
ぶっちゃけ修行だ。
例えば、知人のおじいちゃん。
知人も年に数回会うかどうか
なのに、おじいちゃんって・・・
多少のつながりがあるので
無視は出来ないから通夜には
行くが、おじいちゃんの
生前を聞かされてもねぇ・・・
と思ったことがある人も多いハズ。
そんな人向けのサービスといえば、
確かに需要はありそう。
ただし、利用するのにある一定の
「勇気」が必要なのは分かるだろう。
みんなが勇気を出し、当たり前の
サービスとして受け入れられるなら
今後流行る可能性が高い。
仏教徒の多い日本で、果たして
このサービスが受け入れられるのか。
そして、こんなサービスを
チャレンジしたこの会社の姿勢は
是非とも見習おう。