上場企業の決算発表が次々と。気になる企業をチェック。

上場企業の決算発表が本格化。
その中でも、気になるものを
ピックアップ。

そして、決算発表の基本的な
知識も再度確認しておこう。

今の時期の決算発表とは

決算発表といえば、企業の
成績表の発表。

本来であれば、1年間の企業業績を
まとめた内容を発表する。

だが、今は10月終わり。
なぜ今の時期に決算発表が
本格化するのか。

それは、本決算ではなく半期決算。
いわゆる1年の半分の成績表。

途中経過の発表にもかかわらず
株式市場では注目を集める。

日本企業の場合、多くの企業は
3月を本決算月に定めている。

ここでもう少し戻るが、そもそも
企業は、自らが決算期をいつにするか
決定できる。

3月が多い理由は、自治体などの
行政が3月までを1年度に据えて
いるから、それに合わせたもの。

官公庁を相手に仕事をする会社などは、
行政の予算化なども含めて3月に
合わせる傾向にある。

そして、3月が本決算の企業の
半期決算月は9月。

3、9月の決算の会社を
「サンク(3、9)の決算」などと
呼んだりもする。

9月に半期決算を迎える企業が、
その内容をまとめて、公表する
のに約1〜2ヶ月程度かかる。

そして、今の時期がちょうど
9月の半期決算がまとまって
発表される時期、というわけだ。

発表の日はそれぞれ

9月の中間決算を、いつ公表
しなければならない、などのルールはない。

強いて言えば、決算月の2ヶ月前後に
発表されることが多い。

ちなみに、東京証券取引所は上場企業に
対して、決算月の1ヶ月以内に発表
してくださいね、と要請しているが、
現実には2ヶ月前後かかっている。

一般的に、企業が独自で決算月を
設定できるので、小売などの企業は
比較的暇な月である2月や8月を
決算月とすることが多い。

そもそも、商法上では企業の決算は
決算月から2ヶ月以内、と定められている。

上場企業の決算も、法律に照らし合わせて
見れば、年に1回だけでいい。

年に4回も決算発表を行うのは、
株主に対して出来るだけ早く
会社の情報を開示してね、という
取引所の要望だ。

・・・とまぁ、決算発表に関する
基礎知識のおさらい。

気になる企業の決算発表は?

すべての企業の決算発表を
見ているわけではない。

ちなみに、すべての企業の決算発表を
詳細に分析するのは、アナリストとか
呼ばれる人たち。

私にはそんな時間的余裕もないので、
ニュース記事になった企業を
いくつかピックアップする。

まず、個人的にはイチオシの
サイバーエージェント。

abemaTVの展開を、大きな投資を
伴って展開している企業だ。

メディア事業というくくりに
分類されるが、中間決算では
依然として赤字。

会社としては黒字化に向けて
順調に推移していると言っているが。

そして、優良企業の代表格である
ロボット関連のファナック。

順調に業績を伸ばし続けていたが、
ここへきて失速か?と思わせるような
通期業績の下方修正。

つまり、「半年の結果は、思った以上に
良くなかったです」ということ。

好業績を続けていた企業なだけに、
今後の行く末が気になるところ。

通販大手の千趣会は、2期連続の
赤字となりそう。

現段階でも社長は引責辞任を
発表しており、千趣会の存在
そのものが危機に瀕している。

悪いニュースばかりでもない。
通期上方修正を行った企業も多い。

建機のコマツは上方修正を発表。
工作機械大手のオークマも上方修正。

まぁ、数えるとキリがないが、
ネット検索で「上場企業 決算発表
上方修正」などで、ネットで
簡単に探し出せる。

まだまだ続く上場企業の
中間決算ラッシュ。
気になる企業の業績は、
またブログに登場するかもしれない。

 

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