大型台風が日本を縦断し、
大きな被害が出た地域もある。
日本政治では、解散総選挙が
色濃くなってきた。
なにかと話題には困らないが、
ここでは敢えて別の話題を。
サッカー名門チーム「バルセロナ」
のユニフォームに「Rakuten」が。
メインスポンサー
ネット通販大手の楽天は、
サッカーのクラブチームに
巨額の投資を行う。
投資といっても、
スポンサーとしての投資。
投資を受けるのは、クラブチームで
最も有名と言っても過言ではない、
スペインのクラブチーム「バルセロナ」。
サッカー好きではなくても、
名前は聞いたことがある、
という方も多いだろう。
この名門中の名門チームに、
年間約70億円の4年間契約で
メインスポンサーとなった。
4年間で約280億円。
スポンサー額としては、異例の
金額だ。
一体なぜ?
一般的に、スポンサーとなる理由は
知名度やイメージのアップ。
つまり、「広告」として
広く企業名を知ってもらえるから、
という理由だ。
しかし、今回のスポンサー契約について、
楽天の代表者は少し違うと説明。
簡単に咀嚼すると、
「単なるスポンサーじゃない。
同じビジョンを進むパートナーだ」
んー、ぶっちゃけ意味が分からない。
まぁ、この言葉に楽天の真意は
ないだろうし、分からなくても
問題ないだろう。
大方の予想では、
楽天という企業の戦略に
のっとったスポンサー契約
ではないかという。
その企業戦略とは、
海外展開。
楽天という企業の
売上比率を海外に求めて
いくという考え。
ちなみに、2014年で
楽天の売上の海外比率は6%程度。
これを、2020年までには
50%まで引き上げることを
目標にすえている。
海外進出に苦戦する楽天
楽天の海外戦略は、
順風満帆という感じではない。
イギリス・スペイン・オーストリアの
3カ国の通販サイトを閉鎖している。
インドネシア・シンガポール・
マレーシアでも通販サイトを閉鎖。
アメリカでは、アマゾンに
一方的にやられている。
それはもう、イジメのように。
そんな状況下でも、2020年の
海外売上比率50%を見据えての
バルセロナとの契約なのだろう。
大きな知名度とイメージを
獲得し、地元スペインは
もちろん、全世界を相手に
手をうっている。
今のところ結果は分からないが、
動きがある企業というだけで、
何故か期待してしまうものである。
本当に海外戦略?
ここからはいつもの勝手な妄想。
聞き流してくれればいい。
海外戦略としてのスポンサー契約、
と表向きに理解されているが、
なぜバルセロナなのか。
もっといえば、なぜスペインの
チームなのか。
なぜサッカーチームなのか。
海外戦略のためなら、
海外で普通に広告をうてばいい。
今やネットの時代、海外でも
ネット広告の方がはるかに
費用対効果も高いだろう。
そしてスペインという地。
確かにサッカー名門がある国
だが、先ほど述べたように、
スペインでは通販サイトを閉鎖している。
そして、サッカー。
別にサッカーがダメと言っている
わけではないが、なぜだろう。
日本にも、神戸のチームが
楽天の実質傘下として存在する。
世界のスポーツ競技人口は、
1位はバスケットボール。
なのに、スペインサッカーチーム。
これには、何か別の目的が
あるんじゃないか、と勘ぐってしまう。
と思っていたら、アメリカの
バスケットリーグNBAの昨年の覇者、
ゴールデンステート・ウォリアーズの
スポンサーにもなったという。
日本ではサッカーに加えて
東北楽天ゴールデンイーグルス。
海外ではFCバルセロナや
ウォリアーズ。
なんとなくだが、スポーツ分野に
力を入れている気がする。
スポーツ団体の経営?
楽天が日本で経営する
プロ野球チームとサッカーチームは、
ともに単年度で黒字。
なるほど、スポーツチームの
経営に向かうのか?
と一瞬思ったが、さすがに
バルセロナなどの経営権を
取得するまでにはいたらなさそう。
ここで、推測をひとつ。
プロスポーツチームの試合の
放映権目当てではないだろうか。
放送局への放送権販売は
プロチームの収益源のひとつ。
これを、スマホなどの媒体でのみ
放送すると、どうなるか。
試合の最中は、ファンは
スマホに釘付け。
いわゆる、キラーコンテンツ。
アクセスさえ集中すれば、
そこからの物販などはお手の物。
なるほど、そういうことか!
と勝手に結論づけているが、
あくまで勝手な筆者の妄想。
これを読んで楽天株を購入し、
損失が出ても一切責任は負わない
ので、あしからず。