噂の銀行が遂に日本に!あと半年後?

今回ご紹介するのは、
海外のちょっと変わった銀行。

世界ではちょっとした
話題になるような銀行さん。

噂の原因は、なんだろうか。
どこのどんな銀行なのか。

日本上陸前に、解説をしておこう。

バングラディッシュの銀行

銀行の名前はグラミン銀行。
聞いたことがないという
方がほとんどではないだろうか。

バングラデッシュという
人口1,600万人程度の国。

そんな国で誕生した、
主に農村を中心に経営されている
銀行だ。

そんな銀行が、2006年に
創業者とともにノーベル平和賞を
受賞している。

銀行がノーベル平和賞?
と疑問に思う方も多いだろう。

それは、銀行の融資の形態が
貧困層を救っている、という評価。

そう、融資の形態が少し特殊なのだ。
では、その形態を見てみよう。

基本は貧困層へ少額融資

明日の食事もままならないという
貧困層へ、20万円などの少額を
融資している。

貧困層への融資は、何の返済保証も
なく、貸し側が貸し倒れリスクを持つ。

通常の銀行では、なかなか貸して
くれなさそうな層だ。

そんな層に融資することがメインだが、
その返済率は驚異の96〜7%。

これだけの返済が見込めるなら、
銀行業としては融資しやすい。

そして、この高い返済率を現実に
するためのルールがあった。

基本は女性への融資

まず、男性は対象ではない。
女性への融資が97%以上を占める。

女性は、貸した資金で遊びに
消費するような層が少ないんだとか。

そして、自分で稼ごうと
思う人向けで、借りた資金を
元に仕入れて販売するような
簡単な商売をする。

小さな商売なので事業リスクも
少なく、返済能力もつきやすい。

そしてなんといっても、
返さないといけないと思う率が
女性の方が圧倒的に高いんだとか。

そして、高い返済率には
もう一つ大きな理由があった。

連帯責任

融資を受ける女性は、5人の
グループに所属することになる。

この5人は全員が融資を希望しており、
融資や返済に連帯責任を負う。

一人の返済が滞れば、
他社への融資などが止まる。

他人へ迷惑はかけたくないので、
返済率が上がるんだとか。

この5人は毎週のように
集まって話し合いを行い、
借りた資金の使い道や返済予定を
共有したりする。

もしそこで「実は今月の返済が
厳しくて・・・」となれば、
他のメンバーが返済を助けたりする。

その5人はやみくもながらにも
商売を始めているので、お互いの商売に
とって良い関係性になることが多い。

こうして、高い返済率が実現した。
なるほど、よく考えられたシステムだ。

そんな銀行がいよいよ日本に

そんな話題のグラミン銀行。

2009年のデータだが、2,556の支店に
23,445人以上の従業員がいる。

総額約約8000億円を貸付残高として
保有している。

この金額は、地方の第二地銀レベル。
決して大きな数字ではない。

ちなみに、メガバンク3行の
貸出残高平均は、約180兆円程度。

銀行業界を揺るがすような
巨人が日本にやってくると
いうわけではない。

しかし、上述した連帯責任の
仕組みが日本に浸透すれば、
貧困層への救済につながる。

そして、女性の自立も手助け
することになり、新しいサービスも
どんどん生まれることになる。

経済の活性化に良い影響が
もたらされるのでは、と期待されている。

来夏の上陸と噂されているが、
どうなるのか。続報を待とう。

 

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